今年も、たくさんの出会いがありました。
その全てに、「学び」と「歓び」があり、日々の
密度を濃く感じながら過ごした1年でもありました。
中でも痛切に感じたのは、「選択」と「意味付け」の大切さ。
ひとつの出来事を、どう受け取り、何を選択し、どのように意味付けして行くか。
それ次第で、私たちは天国にも地獄にも行くことが出来るのだと気付かされました。
◆不幸のOS(オペレーションシステム)◆
インプットされる外界からの刺激や出来事には、それほど意味はありません。
そこに、さまざまな感情を絡め、体験や記憶を元に意味付けして行くのが、私たちの脳です。
その脳が、全てを不幸に変換してしまったら・・・
「あの人は、不幸になるOSがインストールされているような人だから・・・」
これは、友人がある知人を評した言葉です。
なるほど・・・
その知人は、何を観ても感じても、ネガティブに受け取り、自分を不幸にする意味付けを行ないます。
それは、きっと、とてつもなく苦しいはず。
でも、OSなら削除できます。
そして、幸福OSをインストールしなおせば良い。
パソコンのように簡単には行きませんが、それが出来たら、人生は根底からくつがえります。
◆幸福OSを再インストール◆
私はたぶん、OSをインストールしなおすことができた人間です。
以前と今とでは、選択も意味付けも別世界の住人のように変わりました。
私はまず、自分は幸福に値する人間だと、何度も何度も、自分自身に言い聞かせました。
「大丈夫、私は大丈夫だ」
と、呪文のように、いつも口にしていました。
そして、今までは無意識に行っていた選択や意味付けを、意識的に行なうようにしたのです。
よりご機嫌になる感情を選択する。
より幸せになる意味付けをして行く。
そして気付いた時には、私の不幸OSは、幸福OSに変わっていました。
脳の質そのものが、変わったのです。
ご自分の声を「汚物」だと称していた生徒さんも、
「声を出すことが、本当に楽しいし嬉しい!」
と、笑顔を見せてくれるようになりましたから。
さぁ、2013年はすぐそこです。
希望を持って、新しい1年の扉を開きましょう。
(2012年12月25日発行・メールマガジンより)