7月15日、絵本作家のもとしたいづみさんと、おんがくやのたなかひろえちゃんの
イベント「~歌と絵本のハーモニー・つながる~」が行われ、いそいそと
お手伝いに出かけた。
おふたりとも、私のボイストレーニングを受けて下さった生徒さんでもある。
何としてでも見届けて、エールを贈りたい。

会場は締切前に、すでに満席&キャンセル待ちの状態だった。
素晴らしい。
これも、おふたりの人徳だね。
いづみさんの朗読は、肩の力が抜けていて、さすがに上手いなぁ。
彼女は、文章を書く人だけれど、演じる人でもある。
会場の空気を、見事に和ませてくれる。
さて、いづみさんの絵本の朗読は、プロジェクターで、絵を大写しにしての読み聞かせ。
ひろえちゃんのピアノの演奏でBGMが付き、さらに私の相方、重信将志の
打ち込みで、効果音まで入っている、とってもぜいたくなひととき。
私はただひたすら、息を詰めて、プロジェクターの出番を待つ。
そう、私、プロジェクターとパソコン操作が仕事。
歌い手になって、初めてバックヤードを担当したよ。
しかも慣れないことばかり。
いづみさんの朗読に合わせて、映し出された絵を変える。
それだけのことなのに、かなりドキドキした!
ライブで、機械を扱うのは、本当に怖いよぉ。
急に、電源が落ちたらどうしようと、そのことばかりが気になった。
会場横で、販売しているのは、もとしたいづみさんの作品の一部。
なんと、客席には、挿絵を描かれた画家の皆さんもいらっしゃるということで、
さらに、ゼイタク感が増す。
私のパソコン操作も無事終わり、イベントは大成功。
客席では、画家の方々が絵本を購入された方にサインをされていた。
最高に可愛い。
こちらは、「ふってきました」の石井聖岳さんのサイン。
ふってきている象を、そのままのポジションで逆さまに描けるのはさすが。
見惚れてしまった。
終演後は、お店のバルコニーに出て、さらにいづみさんの読み聞かせ。
お茶とケーキをいただきながらの、「お誕生日のケーキちゃん」。
粋だ。
このステージが、デビューとなるひろえちゃんピアノの弾き語りも、伸びやかで、
本当に素晴らしかった。
自分のステージ以上に緊張したけれど、こうして、新しい扉を開いて歩きだした
おふたりの応援が出来て、私もとっても幸せだった。
さらに、会場運営の細々したことを、私の生徒さん達がボランティアで一手に引き
受けてくれて、なんとも言えずに、誇らしい気持ち。
ありがとうね、みんな。
こうした生徒さん達の気持ちに支えられて、私はここまで来れたんだなあと、
ちょっと良い人っぽくなって歓んだ。
幸せな1日に、感謝。