先日アップしたオリジナルの曲、「めぐる旅路に」。
作詞をしたのは、20数年前。
何だか、もやもやと迷ったり悩んだりしていた頃だったなぁ。
なんのために?
誰に向かって歌うの?
なんてことを、深刻ぶって考えていた。
そんな時、
「あぁ、ガツガツと前へ上へというよりも、ほんの少しあの頃に戻れたら、私は今よりも、自由に優しく生きられるかもしれない」
と、思い立ってこの詞を書いた。
あの頃・・・
それは、いつ頃のこと・・・?
野山を走り、ぼんやり海を見て、友だちと笑い合っていたあの頃?
便利なものは少なかったけれど、ちょっとしたことに目を見はったり、耳を澄ましたりしていたあの頃?
そうだ、そこには、この国の里山の美しさと豊かさがあった。
人と人とのつながりがあって、人と自然とのつながりがあった。
大昔のことは分からないけれど、私の幼い頃は、まだそれは確かにあった。
そんな、あの頃に戻れたら、見失った大事なものを見つけ出せるかも知れない。
そう思っていた。
20数年後の私は、願いを叶えたのだろうか。
いまでも大都会に暮らし、歌い続けているけれど、私は確かにあの頃に近付きつつある。
「あの頃」という過去に戻るのではなく、「今」を、あの頃のように生きる術を見つけたから。
私の積み重ねた時間が、余分なもの、不必要なものを上手に捨てて、「あの頃」の心に戻る術を、教えてくれたから。
震災を経験し、原発事故の真っただ中にいるこの国だけど、20数年前に私が伝えたかった想いは、今でも少しも変わらない。
この国は、とても豊かで美しい。
私たちは、この国の美しさを次の世代に残す義務がある。
そのために、私は歌う。
歌を通して人と自然とつながる。
あの頃のように・・・
はじまりの頃のように・・・
あの日の戻れたら、素直になれる きっと
はじまりが始まり おわりが終わる
作詞をしたのは、20数年前。
何だか、もやもやと迷ったり悩んだりしていた頃だったなぁ。
なんのために?
誰に向かって歌うの?
なんてことを、深刻ぶって考えていた。
そんな時、
「あぁ、ガツガツと前へ上へというよりも、ほんの少しあの頃に戻れたら、私は今よりも、自由に優しく生きられるかもしれない」
と、思い立ってこの詞を書いた。
あの頃・・・
それは、いつ頃のこと・・・?
野山を走り、ぼんやり海を見て、友だちと笑い合っていたあの頃?
便利なものは少なかったけれど、ちょっとしたことに目を見はったり、耳を澄ましたりしていたあの頃?
そうだ、そこには、この国の里山の美しさと豊かさがあった。
人と人とのつながりがあって、人と自然とのつながりがあった。
大昔のことは分からないけれど、私の幼い頃は、まだそれは確かにあった。
そんな、あの頃に戻れたら、見失った大事なものを見つけ出せるかも知れない。
そう思っていた。
20数年後の私は、願いを叶えたのだろうか。
いまでも大都会に暮らし、歌い続けているけれど、私は確かにあの頃に近付きつつある。
「あの頃」という過去に戻るのではなく、「今」を、あの頃のように生きる術を見つけたから。
私の積み重ねた時間が、余分なもの、不必要なものを上手に捨てて、「あの頃」の心に戻る術を、教えてくれたから。
震災を経験し、原発事故の真っただ中にいるこの国だけど、20数年前に私が伝えたかった想いは、今でも少しも変わらない。
この国は、とても豊かで美しい。
私たちは、この国の美しさを次の世代に残す義務がある。
そのために、私は歌う。
歌を通して人と自然とつながる。
あの頃のように・・・
はじまりの頃のように・・・
あの日の戻れたら、素直になれる きっと
はじまりが始まり おわりが終わる