トラという、業界用語がある。
どの業界かというと、イベントやステージなどのバンド業界の言葉だと思うのだけれども、トラ。

◆トラとは、急遽、出演できなくなった人の代理で出演する人のこと


エキストラのトラだと聞いたことがあるけれど、昔は、「トラ、お願い!」と言われたり、私もお願いしたりして、夜の街をあちこち飛び回っていた。

今日、久々に、トラの話が舞い込んできた。
20年ぶりくらいかなぁ。
誰のトラかというと、お怪我をされてライブに出演が不可能になった、永六輔さん。
そ…、そんな話ってあるのか。
いや、どうも本当らしい。
私を含めて、女性4人の歌手が歌うのだとか。
しかも、2月1日って…
「そんな、突然過ぎるよ~!」と言おうとしたら、
「わかった!出るよ~」と口が勝手に答えていた。
会場は、青山マンダラ。

すると、電話のお相手が、「4月30日にも、別件のライブがあるからね、青山マンダラ、一緒に出ようよ」とのこと。
「はい。わかった!出るよ~」と、また口が・・・

というわけで、今年は一心に歌うぞと決めたら、向こうから歌の仕事が飛び込んできた。
面白い。
決めると来る。
しかも、20年くらいつながりのなかったシャンソンの業界からお話が来るとは。
かつて不義理をしたお詫びと、諸々の罪滅ぼしのチャンスかしら。

ありがとうございます。
気持だけ、新人に戻りますんで、何卒よろしくお願い致します。
ということで、詳細は、また後日。