声を観るのが好き。
その人の「素」の声を感じるのが、大好き。

声に、色や形があるわけではないので、実際には見ることが出来ないのだけれど、それでも、観る。
心と身体を開いて、丸ごと観る。

すると、そこに観えてくるのは、その人の個性や魅力。
素直な、無理のない、そのひとらしさ。

本質というのはおこがましいが、これがその人の「本質」なのかなと、感じたりもする。

でも時々、本質の輝きを、邪魔している存在も感じ取れる。
それは、筋肉のコリ、首や腰のポジション、生活習慣の乱れ、心理的な要因、いろいろさまざま。

それを、目の前の人と一緒に、探しに行く。
宝探しみたいに。
これが楽しい。

トラップを乗り越え、目的のものが見つかったら、邪魔している存在を味方に変える作業をする。
ワクワクする。

そして、ふわっとその人らしい声が出せる瞬間が来る。
一緒に、歓べる。
誰かの成果を、道案内人として一緒に歓ぶ。

それって、「至福」。
ありがたいなと思える、今日この頃。