私の友人の男性Sは、税理士で稼ぎながら、夜は新宿2丁目で流しをやっている。
2曲で1000円なのだそうだ。
この業界も、組合などがありいろいろと大変そうだが、本人は楽しいと言っていた。

一曲、いかがですか?」と言って、ギターで弾き語って稼ぐ。
ある意味、実力が試されるな。
面白そうだと思った。

以前、流しもいいかもと思ってギターを習った。
ギターさえあれば、どんな山奥に行っても歌を聴いてもらえる。
そうなりたくて、ちょっとは練習したけれど、どうにも不器用でまったく上達しなかった。
しかも、ギターに集中していると、歌がチャランポランになる。
弾き語る才能が、まったくない。

私の友人のギタリストYは、素晴らしいテクニックの持ち主だが、同時に歌は歌えないと言っていたな。
弾き語りは、また別の回路が必要なのだろう。

誰か伴奏で一緒に来てくれる人がいれば、ふらっと出かけて、歌うのも良いな。
気心知れた伴奏者がいつもいてくれると、嬉しい。
誰かいないかなぁ。

私が、流しのSとそんな話していたら、同じく友人のロックミュージシャンNが、「コード譜は、ipadに入れておくと良いよ」とアドバイスをしていた。

ふむふむ、流しも文明の利器を使っている時代なんだな。
譜面だけだったら、いくらでも入れておけるものね。
ロックミュージシャンNも、ギター一本であちこちでライブをやっているのだそうだよ。

あぁ、良いなぁ。
歌いたいなぁ。

まずは、レパートリーを総ざらいして、いつでもどこでも歌えるように準備を始めよう。

一曲、如何ですか?
と言って、いつでも、リクエストにお応えできるように。