夏休みは、愛知県の夫の実家に。
そのついでに、大阪までドライブ。
あまりの暑さに朦朧としつつ、太陽の塔に会いに行った。
30年振りに対面したが、いやぁ、やっぱり平伏したくなった。
このお方の身長は、65メートルなのだそうだ。
フレームに収まりきらない。
大阪万博の「人類の調和と進歩」というテーマに、強烈に「Non!」を突きつけて「べらぼうなもの」を生み出した岡本太郎さん。
太陽の塔は、確かに、べらぼう。
でも、何だか可愛くて優しくて、「よしよし」と抱っこしてくれそうな雰囲気もある。
これ、母性だ。
太陽の塔に、母性を感じるなんて思わなかったなぁ。
そういえば、太郎さんの作品って、母性を感じさせるものが多い。
太郎さんがもとめてやまなかった、お母さんへの愛が形になっているのかもしれない。
私は、後姿も好き。↓
包み込む優しさとは対極にある、冷徹さ。
このふたつが共存してこそのエネルギーなんだろうな。
こうして並んでみると、私は大女。
身長、40メートルくらいありそうに見える。↓
実際は、これくらいの大きさ。
虫みたいに、私と娘が映っている。
見える?↓
夜は夏休みのイベントで、ライトアップされていて、太陽の眼から光が出ていたよ。
初めて見た時は、なんだか、ぎょっとした。
きれいなんだけどね。
夕暮れの街に、ギラギラと眼を輝かせて立ち上がるその姿は、とてつもない生命力を感じさせる。
「あんたのこと、観ているからね!」
と言われているような気がした。
あぁ、恐ろしい。
何だか、全部、見透かされているみたいダ。
ボヤボヤしているの、バレてるんだろうな。
さて、大阪から帰宅した私たちを待っていてくれたのは、咲き誇る月下美人。
たった一日しか咲かない花。
満開の月下美人を始めて見た。
ゴージャスな花だわ。
わざわざ、私たちのためにありがとう。
翌日は、炎天下の中、瀬戸市の庄内川の近くまでドライブ。
あまりの暑さに、車から降りたのは、ほんの一瞬。
川沿いも涼しくないよと、泣きが入る。
そんなこんなで、ゆったりしたのかしないのか分からないくらい駆け足で、夏休みは過ぎて行った。
いや、家族全員無事で元気で、休めただけでも素晴らしい。
また、気合が入るってもんだ。
よし!頑張ろうっと!!