昨日は、自宅地下のレッスン室で個人レッスン中に揺れた。
途端に、呂律がまわらなくなり、「らいじょうぶらよ~」と言っている私は、全然大丈夫じゃないなと思った。
やはり、緊張はアゴや舌に出る。
今日は、麻布十番のビルの中でグループレッスン。
またもや、レッスン中に揺れた。
船に乗っているみたいだ。
ずっと以前、東京湾クルーズの船で、12日間のディナーショーをやった。
酷い船酔いと、格闘しながら歌い続けた日々を思い出した。
この船で歌ってた↑
たくさんの参加者さんの前で、地震酔いをしてヘロったり、舌をかんでもいけないので、地震の揺れに合わせて、みんなで揺れてみた。
しかも、脱力して、くにゃくにゃとタコ踊りみたいにして揺れた。
「まずは、自分から先に揺れてみよう~」と言ったら、「センセ、なんか、ムリがある」と、参加者さんに言われ、「ん、そうだよね」と即中止。
地震がおさまるまで、滑舌を意識しながら待った。
地面が揺れると、身体がハッと緊張し身構える。
これは、動物としては正しい反応だ。
緊張してもいい。
呼吸をゆっくり吐きながら、視界を広げ、周囲を見ながら次の展開を待つ。
これで、いざというときの素早い行動がとれるはずだ。
だけど緊張が去ったら、余分な緊張は身体から追い出さなくちゃ。
追い出す方法は、全身をシェイクするようにブルブルと震わせる。
ついでに、声も出す。
はたで見ているとかなり恐ろしい状態に見えるが、やっている本人は、確実にスッキリするし、身体が軽くなる。
これは、トラウマケア専門の医師も効果があると認めているので、ぜひお試しあれ。
一歩外に出ると、これでもか~!!と言うくらいの春。
恐ろしい地震も、この桜も、そして私たち人間も、自然の一部。
それ以外の何物でもない。