電気の恩恵を受けてしまっている以上、それを抜きに私たちの生活は語れない。
電気で命をつないでいる方も、たくさんいらっしゃる。
人工透析や、人工呼吸器が外せない方たち。
私の義父も、1日毎の透析が欠かせない。
電気が届かず透析が受けられない、呼吸が出来なくなるかもしれない…
そんな不安や恐怖、痛みは想像を絶する。
患者さんたちが、1日も早く安心して治療を受けられる体制が整いますようにと、祈らずにはおれない。
私は、スイッチを入れれば明るくなる、ご飯が炊ける、お湯が出る、そんな生活に慣れきってしまって、あまりにも無頓着で生きて来てしまった。
節電するのは誰のため?
被災した方々のため?
違う。
福島原発で作られたエネルギーは、全て首都圏に送られていたもの。
知らなかった。
節電は、私たち首都圏に暮らす人間のためのもの。
電気がどこでどのように作られて、どういう経路で送られて来ていたか、首都圏の消費電力がどのくらいのものなのか、今まで、まったく知ろうともしなかった。
さらに、原子力発電所で出た放射性廃棄物は、自国で処理することもなく、外国に持って行って処理をしていたことも今回知った。あまりにも無知で恥ずかしい。
自国で賄えないエネルギー、自国で責任をとらないエネルギーを持った結果、原発近くの住民の方々は、地震による物資の不足だけでなく、放射能汚染の恐怖にもさられれている。
広島出身の私は、放射線の恐ろしさは学習しているつもりだった。
だけど、漠然と原発は「反対」だと思うくらいで、一方では、その恩恵を「当たり前」のように享受してきたのだ。
代替のエネルギーシステムは、何?
どうすれば、危険なく等しく供給できるの?
専門家の人たちのエネルギー論を読んで、今更ながらこの国の危うさを知り、ほんの一筋の希望を感じられるような日々。
原子力に変わる新しいエネルギーを、私たちひとりひとりが真剣に見つめ考える時が来ているのかもしれない。
無駄なエネルギー消費を押さえ、必要としている人の元へは安全かつ確実に届ける。
そんなシステムが、一刻も早く出来ないものだろうか。
私はまったくの素人だけど、とりあえず今は、与えられたエネルギー供給に感謝し、自身が消費するエネルギーに対し、もっと意識的に関わって行こうと思っている。
震災が起こる数日前に、友人と話していた。
「全部は無理かもしれないけ、ど、ちょっとだけ昔に戻るような意識で生活すると良いのかもね」
ライフラインが断たれることのなかった私が、被災者の方々のご苦労を体感することは出来ないが、せめて、自分の足元を見つめ直すこの機会を、活かそうと考えている。
◆ボイストレーニングのマミィズボイススタイル
◆濱田真実ホームページ

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人工透析や、人工呼吸器が外せない方たち。
私の義父も、1日毎の透析が欠かせない。
電気が届かず透析が受けられない、呼吸が出来なくなるかもしれない…
そんな不安や恐怖、痛みは想像を絶する。
患者さんたちが、1日も早く安心して治療を受けられる体制が整いますようにと、祈らずにはおれない。
私は、スイッチを入れれば明るくなる、ご飯が炊ける、お湯が出る、そんな生活に慣れきってしまって、あまりにも無頓着で生きて来てしまった。
節電するのは誰のため?
被災した方々のため?
違う。
福島原発で作られたエネルギーは、全て首都圏に送られていたもの。
知らなかった。
節電は、私たち首都圏に暮らす人間のためのもの。
電気がどこでどのように作られて、どういう経路で送られて来ていたか、首都圏の消費電力がどのくらいのものなのか、今まで、まったく知ろうともしなかった。
さらに、原子力発電所で出た放射性廃棄物は、自国で処理することもなく、外国に持って行って処理をしていたことも今回知った。あまりにも無知で恥ずかしい。
自国で賄えないエネルギー、自国で責任をとらないエネルギーを持った結果、原発近くの住民の方々は、地震による物資の不足だけでなく、放射能汚染の恐怖にもさられれている。
広島出身の私は、放射線の恐ろしさは学習しているつもりだった。
だけど、漠然と原発は「反対」だと思うくらいで、一方では、その恩恵を「当たり前」のように享受してきたのだ。
代替のエネルギーシステムは、何?
どうすれば、危険なく等しく供給できるの?
専門家の人たちのエネルギー論を読んで、今更ながらこの国の危うさを知り、ほんの一筋の希望を感じられるような日々。
原子力に変わる新しいエネルギーを、私たちひとりひとりが真剣に見つめ考える時が来ているのかもしれない。
無駄なエネルギー消費を押さえ、必要としている人の元へは安全かつ確実に届ける。
そんなシステムが、一刻も早く出来ないものだろうか。
私はまったくの素人だけど、とりあえず今は、与えられたエネルギー供給に感謝し、自身が消費するエネルギーに対し、もっと意識的に関わって行こうと思っている。
震災が起こる数日前に、友人と話していた。
「全部は無理かもしれないけ、ど、ちょっとだけ昔に戻るような意識で生活すると良いのかもね」
ライフラインが断たれることのなかった私が、被災者の方々のご苦労を体感することは出来ないが、せめて、自分の足元を見つめ直すこの機会を、活かそうと考えている。
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