数年振りに、男友達から電話。
「おぅ!元気か!!」
相変わらずのダミ声。
でも、味があって良い声をしている。
「うわぁ~!元気だよ!」と私。
「よっしゃ、お前が元気なら、それで良い」
「なんだ、それ?」
「いやぁ~、おやじがさ、ダメだったわ」
彼のお父様は、宮城県でひとり暮らしをされていた。
「お前が元気なら、良い。じゃぁな!」
それだけで、電話は切れた。
何も言えなかった。
ごめん。
きっと、何も聞きたくはなかったんだね。
知らせてくれて、ありがとう。
あなたの悲しみを、私もほんの少しだけ、引き受けさせてね。
まだまだ、余震は続いている。
外出をするのも、妙に気が張っているのが分かる。
夜は、友人のお店のオープニングパーティー。
彼女のお父様と、私の父親が親友同士というご縁なので父とふたりで出席。
父は、数日前までワクワクして落ち着かなかったようだ。
癒しがテーマの美しいお店。
きっと、今、オープンさせることに意味があったのだと思う。
彼女のお母様にお会いするのは、45年振り。
「あぁ、まみちゃん。大きくなって…」
と、お母様は涙ぐまれた。
私が4歳の時、私の2歳の妹の葬儀にご参列下さったお母様。
きっとひとり残された、幼い私の心を案じて下さり、私の家族の悲しみも、共に引き受けて下さっていたのだろう。
お母様の涙に胸がいっぱいになって、「ありがとうございます」としか言えなかった。
心が強く動いている時は、言葉が心に追いついて行かない。
それにしても、4歳の私のイメージがずっと脳裏にあったのに、いきなり「今年で、50歳になります!」と中年女性が登場したのだから、まったく別人ぐらいにインパクトがあっただったろうなぁ。
お母様も、いささかショックを受けられたに違いない。
「私も、年を取るはずよねぇ。
もうおばあさんですものねぇ。
でもね、今は、あなたたちの世代の応援部隊になりますからね。
あなたたちの世代が元気でなくちゃ、この日本は変われない。
元気で頑張って、日本を支えてね」
そうですね。
私たち、これからですね。
引き受けます。
非力ですけど、みんなと力を合わせて、未来を引き受けます。
40代、50代の人間が先頭に立って、子どもたちの未来に残せる「何か」を作っていかなくちゃならない。
誰も経験したことのない領域だもの。
よし!まずは元気でいなくちゃ!
◆ボイストレーニングのマミィズボイススタイル
◆濱田真実のハナウタ三昧
「おぅ!元気か!!」
相変わらずのダミ声。
でも、味があって良い声をしている。
「うわぁ~!元気だよ!」と私。
「よっしゃ、お前が元気なら、それで良い」
「なんだ、それ?」
「いやぁ~、おやじがさ、ダメだったわ」
彼のお父様は、宮城県でひとり暮らしをされていた。
「お前が元気なら、良い。じゃぁな!」
それだけで、電話は切れた。
何も言えなかった。
ごめん。
きっと、何も聞きたくはなかったんだね。
知らせてくれて、ありがとう。
あなたの悲しみを、私もほんの少しだけ、引き受けさせてね。
まだまだ、余震は続いている。
外出をするのも、妙に気が張っているのが分かる。
夜は、友人のお店のオープニングパーティー。
彼女のお父様と、私の父親が親友同士というご縁なので父とふたりで出席。
父は、数日前までワクワクして落ち着かなかったようだ。
癒しがテーマの美しいお店。
きっと、今、オープンさせることに意味があったのだと思う。
彼女のお母様にお会いするのは、45年振り。
「あぁ、まみちゃん。大きくなって…」
と、お母様は涙ぐまれた。
私が4歳の時、私の2歳の妹の葬儀にご参列下さったお母様。
きっとひとり残された、幼い私の心を案じて下さり、私の家族の悲しみも、共に引き受けて下さっていたのだろう。
お母様の涙に胸がいっぱいになって、「ありがとうございます」としか言えなかった。
心が強く動いている時は、言葉が心に追いついて行かない。
それにしても、4歳の私のイメージがずっと脳裏にあったのに、いきなり「今年で、50歳になります!」と中年女性が登場したのだから、まったく別人ぐらいにインパクトがあっただったろうなぁ。
お母様も、いささかショックを受けられたに違いない。
「私も、年を取るはずよねぇ。
もうおばあさんですものねぇ。
でもね、今は、あなたたちの世代の応援部隊になりますからね。
あなたたちの世代が元気でなくちゃ、この日本は変われない。
元気で頑張って、日本を支えてね」
そうですね。
私たち、これからですね。
引き受けます。
非力ですけど、みんなと力を合わせて、未来を引き受けます。
40代、50代の人間が先頭に立って、子どもたちの未来に残せる「何か」を作っていかなくちゃならない。
誰も経験したことのない領域だもの。
よし!まずは元気でいなくちゃ!
◆ボイストレーニングのマミィズボイススタイル
◆濱田真実のハナウタ三昧