児童書ライター・もとしたいづみさんのブログに書かれた、浅草のどら焼き屋のおじさんとの会話が素晴らしい(1月19日、天龍像のページ)。

何だか、きゅっと胸の奥をつかまれたような気持ちになる。

私たちが本当に必要としているのは、こういう何気ないコミュニケーションなのかもしれない。

誰かが、「よく来たね~」と声をかけてくれたり、「そりゃぁ、そうだよ!」と共感してくれたりするだけで、人ってほっとして元気になれるものだものね。

$濱田真実の声と呼吸とハナウタ三昧♪

浅草から観たスカイツリー↑

ふらっと入ったお店のおかみさんとか、偶然ベンチの隣に座った人の、陽だまりのような暖かさに触れただけで、息を吹き返す人だっているんだろうなぁ。

下町言葉ってぇのも、良いんだろうね。味わい深くて。

私は、今の場所に引越して来たとき、お向かいのおばあちゃんから、「どうぞ、お稼ぎなさいませ」と柔らかく言われたことが、何だかとっても嬉しかった。

お稼ぎなさいなんて、初対面の人に言われたことがなかったから。

失われては困る「味わい」というものが、きっとそこここに静かに息づいているんだろうけれど、バタバタしながら日々を過ごすと、つい見過ごしてしまうしね。

私たちの世代が、きちんと受けついて行く必要もあるな。

せっかく歌をうたったりボイトレをしているのだから、私もあれこれと町で声をかけてみようかなぁ。

いや、どう見ても「変なおばさん」だ。
まずは、心の中に陽だまりをってことで。


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