今日の生徒さんは、1歳のお子さんの子育て中のママと、2歳になるお孫さんのお世話をしに、来月からフランスに2か月も行かれるおばあちゃまのレッスン。
小さな子どものお世話は、本当に大変だと思う。
自分の子どもでも、子どもの子どもでも。
私も、幼い娘と一緒に、泣いてばかりいたような気がする。
今思うと、与えてもらったあの数年間は、本当にかけがえのないものだと感じられるのだけれど、あの頃は、ふっとため息をつくことすら出来なかった。
いつも、にぎっていた小さな手。
いつの間にか、「ママ、大丈夫?」と気遣われながら、その小さな手が私を先導するようになった。
そして今や、手を握るたびに「でかっ!」と口にするほど、大きな手の娘。
手袋も靴下も、同じサイズになるなんて。
泣きながら、おろおろしながら、自分の出来ることを探して、不安そうな顔をしている若いママに、何か出来ることはないかなぁ。
大丈夫だよ!
私も同じだった。
いや、もっと情けなかった。
でも、今が、かけがえない時間になるよ。
もう少しの間だから。
と、せめて言葉だけでも、息抜きの時間だけでも、プレゼントしよう。