このところ、女性のパワーの凄さをひしひしと感じている。
ひとりひとりは非力でも、ネットワークを駆使し力を合わせて、「人々が支えあえる社会」の、土台作りをしているような女性に何人も出会った。
難病を抱えた子供たちのために、私のボイストレーニングのクラスを主催してくれた、お母さん。運動が制限されているため、エネルギーの発散が出来ない子どもたちに、「声を発することなら」とクラスを企画して下さった。
こういった集まりの主催は、細かい連絡事項などが多くて大変なはずなのだが、彼女は、とても明るくイキイキと楽しそうに主催をして下さった。嬉しかった。
そのボイストレーニングクラスには、先週の私の講演会に参加して下さった女性も二人いた。
彼女たちは、地域に子どもたちの居場所が必要と考え、仲間と組んで居場所を作り上げ運営している。週一回のその場には、毎回、子どもたちが50人から80人も集まるという。
その居場所で子どもたちと過ごす役割は、地域のお年寄りたち。
子どもの居場所だけでなく、大人の居場所づくりにも貢献している。素晴らしい。
私たちが幸せに暮らすためには、世代間の交流、つまり世代を超えたコミュニケーションが不可欠だと、私もぼんやりと考えてはいたのだが、こうして、実際に動き、形にしている女性がたくさんいるのだ。
子どもの避難シェルターだって、女性が立ち上げたわけだし・・・
女性の行動力は、枠組みにとらわれない分、発揮されると強いと感じる。
新しい時代の、新しい生き方のヒントが、ここにある。
そして今日も、私は「お母さんたちの部活動」こぶたラボさん
の主催で、お母さんのためのボイストレーニングを行う。
子どもは未来。
その未来を育てているお母さんたちの意識は高い。
世界の平和は、女性たちの願いや行動が支えているのだと思う。
大げさではなくて、本当にそう思う。
北の国では、砲撃。
先週歩いた青山の銀杏並木。
いちょう祭りで、たくさんの人。
平和。
平和で、何がいけない?
木々の色の美しさ。
平和であることの尊さ。