◆滑舌が悪く、言葉がはっきりしません。練習すれば治りますか?
 (32歳・女性)


首から上の緊張が原因。練習次第で改善するよ!


普段、奥歯の存在感がありませんか?
だとしたら、噛みしめ癖があるのかも。


パソコンを使っている時に、ぐっと奥歯を噛みしめている人、意外と多いのでは。
さらに、息も止まっていることがあるでしょう。

いやいや、私もそうなんです。

人間、集中して何かをしている時って、つい奥歯を噛みしめ、息を詰めてしまうんです。

でも、これは疲れる。
息、してませんから。


本当のリラックスは、呼吸を止めてしまっては出来ませんよね。

そうこうしているうちに、肩も上がって、首の後ろも縮まってくる。

あぁ、いかにもストレスが溜まってますよって姿勢です。

そうするとね、舌がノドの奥に引き込まれたようになってしまうんです


当然、呼吸はしにくくなるし、声も出しにくくなるし、舌の動きも悪くなる。
滑舌に影響が出るわけです。


「らりるれろ」が「あいうえお」になる。舌の動きが悪いから。
「りんご」が「いんご」になったりね。
「あさおか うりこ」と言ってみたり。


舌ってね、たくさんの筋肉で構成されているんです。
ということは、筋肉なので、トレーニングをすれば動くようになるということ。

やった!


でも、多少なりとも努力は必要です。


舌を思いきり出したり、ひっこめたり、ぐるぐる回したりは序の口。
高速で「ルルルルル~」というタントリルも、効果アリ。
とにかく、動かす練習をしてみましょうね。

使わないと、鍛えられないからね。


でも、首の筋肉が疲れるでしょう。
首や肩のコリも、同時にゆるめながら進めて下さいね。


そして、ここポイントです。

焦らないで、ゆっくりとしゃべりましょう。


滑舌の悪い人って、しゃべるときに焦っちゃう。
伝わらないと思うから、たくさん言葉をしゃべろうとして、とっても早口になる。


そうすると、ますます舌が緊張して、話せなくなるんです。

呼吸を落ち着かせて、ゆっくりしゃべってみましょう。

大丈夫、言葉は少なくても、気持ちは必ず伝わります。

焦らないでね。

トレーニング&ゆっくりしゃべるで、改善を目指してみましょう。



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