久々の休日。
本日は、東京国立博物館へ行ってきた。
これは、何の行列かと言うと、長谷川等伯の特別展を観る人たちの行列。
入場までに、90分待ち。
すごいねぇ。
日頃お日様を浴びない生活をしているので、ここで一気に日光浴。
ってことで、ちゃんと90分、大人しく並んで観たもん。
等伯は、秀吉を唸らせた絵師だそうだが、世に出たのは51歳から。
ちょっと、嬉しくなる。
50代を過ぎて、ようやく世に出た人を知ると何故か嬉しくなるのは、自分も希望が持てるとどこかで思っているからなのか…
ちょっと図々しいぞ、濱田。
さて、等伯の描く絵は、驚くような筆致で描かれた作品が多いけれど、やはり圧巻は、「松林図屏風」。
存在は以前から知っていたけれど、本物ははじめて。いやぁ~、たまげた!
400年前の作品なのに、とっても清浄なエネルギーを感じる。
空間・奥行き・空気感、それに音すらも感じさせる水墨画…
圧倒された。
すっごいもの、観ちゃったなぁと呆然としてしまった。
はやり本物に限る。
そう唸る私の横で、夫が嬉しそうに買ったミニチュアの屏風。

