声は一人ひとり違います。
細くても、だみ声でも、ハスキーでも、面白い声でも、それは個性です。
自分らしく堂々と表現できれば、それが、あなただけの世界観を表す
ものになるのです。
そこには、点数では表せない豊かな世界が広がっています。
かつて、私もさんざん言われました。
「あんた、首が細いし、口がちっちゃいでしょ。歯並びも悪いから
歌手としては、致命的だよ」
「・・・(ToT)」
当時は若かったので、それなにり傷つき落ち込みましたが、それで
もやめなかったのは、「歌いたかったから」という理由以外には、
ありません。
私は、自分に与えられた身体を使って、自分らしく声を出すための
工夫をしました。
首の筋肉を外側に拡げて、太い声を出せるようにレッスンをしたり、
息が歯の間から漏れないように、舌や口の使い方を、トレーニング
したのです。
おかげさまで、今でも歌い手を続けていられます。
私の大好きなダンサーは、若い頃股関節が悪くて、この先、踊って
いくのは無理といわれていたそうです。
ところが、筋肉の仕組みを知り、それに沿って正しくトレーニング
を続けていたら、股関節はすっかり治り、20代の時よりも、50代手
前の今の方が、身体が動くようになったそうです。
人は無責任に、あれやこれやと言いたがります。
でも、「絶対に無理」だとか「やめた方がいい」などとは言えない
はずなのです。
だって、自分の未来だってわからないのに、人の未来なんてわかる
はずもありません。
自分が望むことで、絶対に無理なことなんてありません。
年齢制限があるとか、動かせない事情があるならならまだしも、そ
うでなければ、大丈夫!!
あとは、本気になるか、ならないかだけです。
◆ボイストレーニングのマミィズボイススタイル