呼吸が浅い人って、無表情の人が多いような気がします。
首も肩も背中も、凝っていてカチカチ!!
そんな場合、いきなり心をほぐすのは難しいんです。
まずは、ゆっくりと時間をとって、ストレッチから始めます。
その後は、リラックスのための腹式呼吸を、しばらく続けます。
すると、あら不思議。
身体がほぐれ、呼吸が深まると、カチカチの顔の筋肉もゆるんできます。
ほっとした、子どものような表情が現れるのです。
そこからは、休む間もなく発声の練習をします。
しかも笑顔で!
「笑って~!笑え~!」と叫びながら、私も発声をリードします。
これは、相当恥ずかしいようですが、アホらしくなるのか、ご本人
もケラケラ笑われたりもします。
難しい問題や、悩みはひとまずおいといて、子どもみたいに無邪気
に声を出し、歌ったり、笑ったりする。
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腹式呼吸をともなった発声は、大脳の血流量をアップ
させます。すると、心をつかさどる部分が、真っ先に
活性化されるのです。
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つまり、心が動き出す。
ここで「頑張らなきゃ」「上手く声を出さなきゃ」「間違えないよ
うにしよう」「この出し方で良いのかな」などと考え始めると、歌はい
つまでたっても上達しないし、声も出せません。
だって、楽しくないんだもん。
◆考えるな、感じるんだ!
↑これって、ブルース・リーが言った言葉でしたっけ。
私のテーマでもあります。(*^_^*)
考えすぎると、感じる能力が鈍ります。
心の自由さが、失われてしまいます。
たまには感じるままに、表現する日があってもいいでしょう。
そして楽しんで歌うと、歌は上手くなります。間違いなく。
プロのようにはならなくても、その人らしくて味わいのあるステキ
な歌が歌えます。
そして、声も楽に出せるようになりますよ。
だって、楽しいんだもん。![]()
(2005年9月7日発行号より)
◆心と身体をつなぐマミィズボイススタイル のボイストレーニング