◆笑いと腹式呼吸


腹式呼吸は難しいというイメージがありますが、私たちは日常でも
腹式呼吸を自然に使っています。


ロウソクの炎を吹き消す、手を息で温める、ガラスにはぁ~っと息
を吹きかける、大笑いをするなど、みんな腹式呼吸の上に成り立っ
ています。


特に笑うときは、「あはははは~」と声を出して笑うでしょう。
これが、とっても身体に良いのです。


肺と心臓の下にある横隔膜が、活発に動いて呼吸を深めるからです。


呼吸が深まると、酸素が大量に体内に取り入れられます。血液の循
環も良くなりますよね。


細胞の活性化を促すことにもなるのです。


◆笑いと表情筋


笑うと、鼻の横、頬のやや上のあたりの筋肉がくっと持ち上がりま
す。


この表情筋の後ろに、脳に向う血管があって、笑顔になるとこの血
管が刺激されます。


すると、脳の血流もアップして脳細胞も、ますます活性化!!


その他に、記憶力が高まる、血糖値が下がる、血液がサラサラにな
る、基礎代謝が上がる、免疫力が高まる、若返る、肌がきれいにな
るとさまざまな効用を上げていました。


◆がん細胞も・・・。


以前、私が聞いた話では「あははは~」と笑うことでガン細胞も消
えた人がいたのだとか。


アメリカのパッチ・アダムスというお医者さまも、笑いを医療の現
場に積極的に取り入れていますよね。


やっぱり、笑う角には福は来ます。(^o^)ハハハ!


◆笑いと歌


実は、この笑いの効果と同様の効果を生み出すのが、歌です。


腹式呼吸を使い、表情筋を刺激し、声を思いっきり出して自己表現
をする「歌」。


間違った身体の使い方さえしなければ、歌うことで人は健康になれ
ますし、幸福にもなれるのです。


それ以上に、聴いている人にも幸福をプレゼント出来ますよね。


お年寄りと子どもに歌が必要なように、私たちすべての人間に「笑
い」と「歌」が必要です。


◆まずは自分のために


まずは、自分のために笑いましょう。
そして自分のために歌いましょう。


そして、あふれた愛を大切な人にプレゼントしましょう。


(2005年8月17日発行号より)




◆心と身体をつなぐマミィズボイススタイル のボイストレーニング