「息吐くの、嫌なんです」


20代の女性が、レッスンの途中で言いました。


「口臭を感じるのも、感じさせるのも嫌だから息を吐きたくない」


というのが理由だそうです。


しゃべるとき、歌うとき、本を読んであげるとき、誰かと何らかの方法で繋がるときは、声を発します。

それは、吐く息に音が付いたものです。


「吸う息はあなたの命のために、吐く息は誰かと繋がるために」


という言葉を、いつも生徒さんにはお伝えしています。


それを押し殺したように溜め込んでいては、生きるのも誰かと繋がるのも、拒否しているように感じられるのです。


もったいないです。


せっかく命をいただいて、ここまで生きて来られたのに・・・




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