「息吐くの、嫌なんです」
20代の女性が、レッスンの途中で言いました。
「口臭を感じるのも、感じさせるのも嫌だから息を吐きたくない」
というのが理由だそうです。
しゃべるとき、歌うとき、本を読んであげるとき、誰かと何らかの方法で繋がるときは、声を発します。
それは、吐く息に音が付いたものです。
「吸う息はあなたの命のために、吐く息は誰かと繋がるために」
という言葉を、いつも生徒さんにはお伝えしています。
それを押し殺したように溜め込んでいては、生きるのも誰かと繋がるのも、拒否しているように感じられるのです。
もったいないです。
せっかく命をいただいて、ここまで生きて来られたのに・・・
◆ボイストレーニングのマミィズボイススタイル