自尊心の低い人、自分自身を大切にしない人は、大抵、肩が前に
出た前屈みの姿勢をしています。
「どうせ、私なんか…」
という思いが、エネルギーの流れを滞らせ、心臓をかばうような、
防御の姿勢に身体を変形させるのです。
すると、丹田を意識して真っ直ぐに声を発するということが、とても
難しくなります。
自然に、胸や咽喉を支えにした呼吸や発声になります。
この発声では、聴く人に届きにくくなりますし、身体にとても負担が
かかります。
私は、中心を見失うということは、自分の魂を見失うことでもあると
思っています。
経験者なので、よく解かります。(ToT)
私の場合は、おまけに酷い腰痛も併発し、8年も歌が歌えない時期
がありました。
おかげで、大切なことに気付くことが出来ましたが、皆様は、
そんな回り道をしなくても、きっと大丈夫です。
姿勢・呼吸・リラックス
そして耳(聴く力)を味方にして、心地良いエネルギーを大切な人に
伝えて下さいね。
(2005年1月5日発行号より)
◆ボイストレーニングのマミィズボイススタイル