【腰で息をする】


呼吸や発声は、肺だけでなく下半身の柔軟性や使い方が

重要です。

今週は「腰」の使い方を意識する方法です。


◆呼吸に腰は関係あるの?


あります!!無意識に呼吸を繰り返していても、腰の周囲の

関節や筋肉は、活発に動いています。そこを、少し意識して

使うようにするのです。

すると、普段より、1~2リットル以上、酸素の摂取量が増え

るので、血液の循環が良くなります。それにリラックス効果も

高まります♪


◆具体的にどうすればいいの?


(1)うつ伏せに寝ます。首や手は楽なところに置いて下さい。
(2)ゆっくり鼻から息を吸います。
(3)背骨に添って、息が骨盤の中まで降りて来るとイメージします。
(4)お腹、脇、腰を風船が膨らむように、ふわっと膨らませます。
(5)お腹が床に押されているので、腰が自然と上がって来ます。


この腰が上がる感覚をつかんで下さいね。

この時、骨盤の後ろの関節が左右に拡がっています。

背骨と繋がっているあたりです。


ここを意識的に拡げるようにすると、横隔膜の後ろ側がグッと下

にさがって、息がより多く入って来るのが解るようになります。


立ち上がって呼吸をしても、うつ伏せ寝の感覚を再現出来るよう

になると、OKです!


(注)この時、胸や膝を緩めてリラックスさせるのも忘れないで
   下さいね。身体のどこかに余計な緊張や力が入っていては
   呼吸はスムーズに出来ません。


(2004年10月19日発行号)




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