天職の引き寄せ方 | 深層意識の力を利用し、夢を実現する

天職の引き寄せ方

あなたは天職にはどうやって出会えると思いますか?




人には誰にもその人の天職があると言われています。




自分の強味、才能を使った生きがいある仕事、それが天職。




そして天職が自分の「人生の目的」と一致すると、それがライフワークです。




さて。




先日の意識共鳴瞑想会のアンケートで、次のようなご質問をいただきました。




マスターはコーチングから始められたようですが、どういったきっかけはじめられたんですか?って。




今ならわかるのですが、コーチングに出会ったのは実は、わたしが現実化していたんです。




今夜は人はどうやって天職を引きせるのかについて、お送りします。




今夜はバーのカウンターで、マスターと天職を探しているAさんが、天職の引き寄せ方について話していますよ。




あなた一緒に二人の会話を聴いてみませんか。




さあ、あなたもカウンターのお隣の席にどうぞ。


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 天職の引き寄せ方
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登場人物


【М】
マスター


【A】
天職を探す男性Aさん
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【A】
マスター、こんばんは。








【М】
やあ、Aさんいらっしゃいませ。








【A】
ご無沙汰しています。







【М】
なんになさいますか?







【A】
あ、じゃあデュワーズのソーダ割りを。








【М】
かしこまりました。







【A】
ふう。








【М】
なんだかお疲れみたいですね?

どうされたんですか?









【A】
あ、わかります(笑)?

実は最近、自分の天職ってなんだろう?って真剣に考えてるんですよ

っていうのも独立起業を考えているので。








【М】
なるほど、才能を生かした仕事をしたいと思われているということですね。













【A】
ええ。

でもなにが自分の強味なのか、なにがしたいのか、よくわからなくて。










【М】
自分のことって本当にわからないですものね。











【A】
ホントそうですよね。

ホントに自分のことってわからない。

そういえば....










【М】
はい?












【A】
マスターってどんないきさつで、コーチングを始められることになったんですか?










【М】
ああ、なるほど。

わたしの話がもしかしたら、Aさんが天職に出会うきっかけになるかもしれませんね。









【A】
よかったら聴かせてください。










【М】
わたしの体験談でよければ。











【A】
お願いします。









【М】
実はわたしね、自分がやっているやり方が、コーチングだって気づいたのはここ数年なんですよ。










【A】
え?それって自分がコーチングをやっているって知らなかったってことですか?











【М】
ええ。そうなんです。













【A】
じゃあコーチングスクールで学んだとかじゃないってことですよね?












【М】
そうなんですよ。

なので17年くらい前かな、その後大変有名になったセラピストの方が、当時うちのワークショップに参加されていたんですが...









【A】
あ、はい。










【М】
あるときわたしに、こう言ったことがあるんですよ。

「マスターのやっていることってコーチングですよね?」って。








【A】
ふんふん。










【М】
だけど自分はコーチングを習ったこともないし

やっているとも思っていないから「え?そうかなぁ」「違うと思うけど」って言ってたんですね。










【A】
でも、マスターって、相手が自分で答えを発見できるように、いつも会話してますよね?










【М】
ええ。









【A】
その人の中にある答えを、その本人に発見させる。

それ、コーチングじゃないですか。








【М】
そうなんですよ。









【A】
でも学んだわけじゃない。

じゃあ、何処でどうやって身につけたんですか?












【М】
実はね、ずっとずっと後になって知ったんですが。

わたしの最初の師匠が、現在のコーチングスタイルを最初に創った人だったんですよ。









【A】
へえ!










【М】
最初の師のところで、わたしは学んで訓練を受けたわけですが、そこで当たり前のようにコーチングが使われていたんですよ。

だから知らないうちに身に付いてしまっていたんです。








【A】
知らないうちに身に付いていた?

だから自分がコーチングをやっているって自覚がなかったんですね。









【М】
そう。









【A】
そうかぁ。

じゃあマスターは偶然にも、天職になる仕事に出会っていた。

幸運だったってことですよね。











【М】
いえ、実は偶然じゃないんです。

実はわたし自身が引き寄せたというか、コーチングとの出会いを創り出していたんです。









【A】
え?マスターの幸運は偶然じゃない?










【М】
ええ。

わたしが現実化したことだったんです。









【A】
どうやって?







【М】
わたしは最初の師に出会う前、真剣に悩んでいました。








【A】
どんな悩みだったんですか?








【М】
10代の頃は夢中で没頭できることがあって、毎日がワクワク生き生きと輝いていた。

だけど社会人になってから、毎日が同じ繰り返しだけで、なにか満たされない...って。










【A】
わかります。その感覚。

なにか大きな問題があるわけじゃないんだど、なにか満たされないって感覚。









【М】
で、わたし思うようになったんです。

あの頃のような生き生きと輝いた日々を、大人の人生で取り戻せないのか?

そうしたら...







【A】
そうしたら?








【М】
友人から最初の師匠を紹介されたんです。











【A】
マスターは、10代の頃のような生き生きした人生を取り戻せないのかな?

そう思っていたら師匠と出会えることになった。

でもそれは偶然の幸運じゃなく、マスターが自分で引き寄せた?

どうやって?










【М】
わたしが自分の【本当の望みを自覚した】ことがポイントだったんです。










【A】
本当の望みを自覚した?











【М】
ええ。

わたしは社会人になってから、なにか満たされないのを感じていました。

だけどなにで満たされないのかは、はじめ、よくわからなかったんです。










【A】
つまり漠然としたモヤモヤしたものを感じていたけど、なにでモヤモヤしているのかはわからなかったってことですか?










【М】
そのとおり。










【A】
じゃあどういういきさつで、もやもやの原因に気づいたんですか?










【М】
25歳の時だったと思います。

学生時代の仲間たちと久しぶりにキャンプをやることになったんですよ。









【A】
はあ。










【М】
で、わたしはキャンプのパンフレットづくりを担当したんですが。

冒頭の見開きに、こんなことを書いたんです。


学生時代は夢中になれることがあって、毎日が生き生き輝いていた。

だけど社会人になり、毎日が同じ繰り返しで、なにか満たされない

みんなもそう思っていませんか?って。










【A】
ほうほう。











【М】
このキャンプで、10代の頃のあの頃のワクワクを取りもどそう!って。











【A】
ふんふん。












【М】
この一文を書いたとき...わたしは気づいたんです。

ああ、自分はあの頃の生き生きした日々を取り戻したい。

それを真剣に望んでいるんだなって。










【A】
つまり自分の願望を自覚した?









【М】
そう。自分の願望が明確になったんです。

そうしたらその願望を叶えるための出会いがやってきた。









【A】
そしてその出会いが、天職を身につけることにもつながっていた。









【М】
ええ。

というより夢中で没頭できる生きがいって望み自体が、天職との出会いのことを含んでいたってことです。









【A】
なるほど。

天職と出会いたい!と思ったわけではないけど、夢中で没頭できる生きがいを望んだ。

それが天職との出会いを現実化していたんですね。









【М】
ええ。










【A】
マスター先ほど、望みが明確になったって言いましたよね。









【М】
ええ。

わたしもそうでしたが、多くの人は自分が本当はなにを望んでいるのか気づいていないんですよ。









【A】
本当の望みに気づいていない?

そんなことってあるのかな?









【М】
わたしは漠然とモヤモヤしていました。

漠然としていたから、なにでモヤモヤしているのかわからない状態でした。

だから何を望んでいるのかも、わからなかったんです。









【A】
でも結婚したいとか、お金をもっと稼げるようになりたいって望みがはっきりしている人もいますよね。

僕も天職に出会いたいって望みははっきりしていますよ。










【М】
ということはそれが本当の望みじゃないってことですよ。











【A】
え?僕の天職に出会いたいというのは、本当の望みじゃないってんですか?










【М】
いえ、そうではなくて

天職に出会った時、どんな状態でいたいのか、どんな自分でありたいのか。

欲しいのはそちらのはずです。










【A】
マスターは、10代の頃のように熱中して没頭できる生き生き輝く人生を取り戻したいと思った。

望みはそれだったということ?









【М】
ええ。










【A】
なるほど。

ちょっとわかった気がします。

たとえばポルシェに乗りたいって思う人がいたとしたら

ポルシェを手に入れたときの自分はどんな自分で、どんな状態で、どんな気持ちを味わっているのか。

それが明確になって自覚できていることが大事なんですね。













【М】
そうなんです。











【A】
なるほど。

でも望みが明確になることがなぜそれほど大事なんでしょう?









【М】
簡単なことですよ。

レストランでお店のスタッフに「なんになさいますか?」って聞かれた時「よくわからない」って言ったらどうなります?








【A】
困っちゃいますよね。








【М】
ニーズがわからないんだから、応えようがない。

人間の現実化の仕組みも全く同じです。











【A】
なるほど。納得。

で、マスターは自分が本当に望んでいたことが明確になったことで、天職に出会えた。

それで天職となるコーチングを身につけることが出来たんですね。











【М】
ええ。

でもね、実は本当は、コーチングの能力は身につけたんじゃなかったんですよ。











【A】
え?どういうことですか?

マスターが出会った師匠がコーチングを最初に創った人だった。

その人のもとでマスターは学び、訓練を受けた。

それでコーチングが身に付いた。

そういうことじゃないんですか?










【М】
ええ。

実はコーチングの才能の種は、わたしの中に最初からあったんです。

師匠と出会う前から実はあったんですよ。









【A】
え?師匠と出会う前から、コーチングの才能は元々マスターの中にあったってことですか?










【М】
そう。

種はあったんです。

それが師匠と出会ったことで、花が開くことになったんです。










【A】
才能の種は初めから自分の中にあった???

ということは、僕の中にも元々才能があるってことですか?






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 天職の引き寄せ方【後篇】
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登場人物


【М】
マスター


【A】
天職を探す男性Aさん
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【A】
メンターと出会う前から、コーチングの才能の種があったことに気づいた?






【М】
そう。

わたしはメンターからコーチングの訓練を受けていたことで、コーチングのセンスと技術が身に付いたのだと思っていました。

ですが最近になって、実はそうではなかったことに気づいたんです。








【A】
えっと。

話をおさらいしますね。









【М】
あ、はい。










【A】
マスターは自分でワークショップやセッションを始めるようになって、人から「マスターがやっているのはコーチングですよね?」って言われた。

だけど自分はコーチングを学んだ覚えはなかったので、その人が言うことは違うと思っていた。

そうでしたよね?










【М】
はい。









【A】
だけど後になって、自分が最初に出会った師匠がコーチングを最初に創った創始者だったと知った。










【М】
はい。









【A】
ゆえに、実は自分は知らなかったけれど。

最初の師匠のもとで、知らないうちにコーチングのセンスと技術が磨かれた...。

ということでしたよね?









【М】
ええ。









【A】
だけど、実は師匠と出会う前から、コーチングのセンスは元々あったことに気づいた...。









【М】
そうです。









【A】
ということは、師匠と出会わなくても、コーチングの才能は持っていたということですよね?

じゃあなぜ師匠との出会いが必要だったんでしょう?

出会わなくてもコーチングできるようになっていたのでは?









【М】
いえ。師匠との出会いは絶対に必要だったんです。

必要だから出会った。









【A】
どういうことでしょう?

まずどうやって、元々コーチングのセンスが自分にあったと気づいたんですか?








【М】
実は最初の師匠のところに行く前、こんなことがあったんです。

師匠のところに行くと決めたとき、わたしは7人の友人たちを誘ったんです。

絶対すごいから一緒に行こう!って。








【A】
あ、はい。








【М】
ところが一人だけ、行くのを渋った友人がいたんですよ。

それ、大丈夫なのか?

うさんくさくないか?

洗脳されるんじゃないのか?ってね(笑)。









【A】
ほうほう。









【М】
さて。

自分が凄くいいものだと思っているものを、そんなふうに言われたらカチンと来そうですよね(笑)?










【A】
あ、ええ。

わたしだったら自分が否定されたって思って、不機嫌になりそうです。









【М】
ですよね?

わたしも普段はそうです(笑)。

ところがそのときは、ちがったんです。








【A】
そのときはちがった?









【М】
ええ。

いつものわたしなら、自分のことを否定されたって思って腹を立てているところです。

そして自分の意見が正しいって認めさせたくなって、【説得】を始める場面です。

でもそうならなかった。








【A】
どう...なったんですか?









【М】
友人に。

君の言う通りかもしれない。

だけどもし君が、行ったことで、その後の人生が物凄く成功して、幸せで豊かな人生になるとしたら?

その未来が【自分の思い込みの判断】で、実現されず終わってしまったとしたら?

って問いかけたんです。








【A】
自分の思い込みの判断が、もし間違っていたとしたら?と問いかけたんですね。








【М】
ええ。

そうしたら友人は黙り込んで....そして「行ってみる!」って選択したんです。

ちなみにその友人は、一緒に行った仲間の中で最も成功し、プロカメラマンとして今活躍しています。








【A】
マスターがやったことってコーチングの「在り方」ですよね?

その人は自分自身を振り返り、

自分の意見は思い込みかもしれないと、その人自身が気づき、

自分で未来を選択した。









【М】
そうなんです。

でもこれ、師匠のところに行く前の話なんですよ。









【A】
つまり師匠のところに行く前から、もともとコーチングの才があった。








【М】
そうなんです。








【A】
ではなぜ師匠との出会いが必要だったんでしょう?







【М】
センスはあっても、技術は学び、実践しないと磨かれません。

原石は磨かないと原石のままです。








【A】
なるほど。

才能の原石はあったけど、磨く必要があった。

そのため師匠との出会いを現実化した。

しかも超一流の師匠との出会いを現実化した。








【М】
ええ。

それにいくら自分の中に才能の原石があったとしても、

そもそも原石があることを自覚していないと使うことも、磨くこともできませんよね。

なにせ知らないんだから。








【A】
確かに!

ということはつまり、師匠との出会いがあったから才能は磨かれた。

そしてその後、その素質は、もともと自分の中にあったものだったと気づいた。

この一連のプロセスがあったことで、自分の才能を自覚することが出来た。

自覚できたから、使うことが出来るようになった...ということですね?









【М】
ええ。









【A】
そうかぁ。

深いなぁ。









【М】
うん。確かに深いですよね(笑)。










【A】

こんな深い話だったとは驚きました。

わたしは才能や天職のことを、浅く捉えていました。

こんな深いものだったんですね。








【М】
才能の種は自分の中にある。

だけどそれは自分には見えないし、わからない。

だから自分で自覚し、磨いてやる必要がある。








【A】
マスターは「生きがいに溢れたイキイキとした人生を手に入れたい」と自分が望んでいることを自覚した。

そうしたら、師匠との出会いや、コーチングの経験を積むなどの展開が現実化した。

そして才能、天職を生きるようになった。








【М】
ええ。








【A】
でもそれらは全て、マスターの本当の望みである

「生きがいに溢れたイキイキとした人生を手に入れたい」の現実化なんですね。









【М】
そうなんです。










【A】
深いなぁ。









【М】
人生ってすっごい面白いですよね。










【A】
ホントに。








【М】
さて、お待たせしました。

デュワーズのソーダ割です。










【A】
あ!注文してたんだった。

話に夢中になって忘れてた(笑)!
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