謝らない母親は自分のなんの投影? | 深層意識の力を利用し、夢を実現する

謝らない母親は自分のなんの投影?

 

 

いらっしゃいませ、マスターの濱田預士之です。

 

 

以前、わたしは講座の中で「わたしの母親、自分が間違っていても絶対に謝らないんですよ(笑)」と話題にしたことがあります。

 


すると参加者の方からも「わたしの母もです!」と声が上がったことがあります。

 


そうそう!うちもうちも!

 


そんな方は結構いらっしゃるようです。

 


さて、人は鏡と申しますが、実はそんな謝らない身内は自分自身の投影だとしたら?

 


いったい自分のなんの投影なんでしょう?

 


今回は久しぶりにリクエストにお応えして、バーのカウンターからお届けします。

 


今夜はバーのカウンターで、マスターと常連のレイコさんが、「謝らない身内はなんの投影?」について話していますよ。

 


あなたも二人の会話を一緒に聞いてみませんか?

 


さぁ、あなたもカウンターの隣の席にどうぞ。


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 謝らない母親は自分のなんの投影?
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登場人物


М  マスター


R子 常連レイコ
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【R子】
マスター、こんばんは。

 

 


【М】
レイコさん、いらっしゃいませ、お久しぶりですね。

 

 


【R子】
夜は結構寒くなってきましたよね。

なにか温かいカクテルをお願いします。

 

 


【М】
ではマルドワインはいかがでしょう?

蜂蜜にオレンジ、シナモンのスパイシーな甘さがお勧めですよ。

 

 

 

【R子】
うん、それ美味しそう。お願いします。

 

 

 

【М】
かしこまりました。

 

 

 

【R子】
ところでマスター、聞いてみたいことがあるんだけど。

 

 

 

【М】
なんでしょうか?

 

 


【R子】
実はね、先日実家に帰って思ったんだけど。

 

 


【М】
はい

 

 

 

【R子】
うちの母って自分が言ったことが間違っていて、わたしがそれを指摘しても絶対に謝らないですよ。

 

 


【М】
ほうほう。

 

 


【R子】
お母さん、それ違うよ、そうじゃないよ。間違ってるよって言うんだけど「間違ってない」って頑固に言い張って絶対に謝らないの。

 

 


【М】
はははは。

 

 


【R子】
でね、わたし、なにをそんなにムキになるのよ、間違ってるんだから「ゴメン」って言えばいいだけじゃないって思うんだけど。

 

 


【М】
頑として謝らないんですね(笑)。

 

 


【R子】
そうなの。

母ったら昔からそうで、なんでそこまで頑なに間違いを認めないのか?不思議で不思議で。

 

 


【М】
うんうん(笑)。

 

 


【R子】
でね、人は鏡って言うでしょう?

 

ということは謝らい母はわたし自身の投影ってことになるんだと思うんだけど、わたしのどこが投影されてるんだろう?

全然思い当たらないんですよ。

 

 

 

【М】
なるほど。

それで聞いてみたいわけですね?

 

 

 

【R子】
ええ。

 

 

 

【М】
それはいいタイミングですね。

実はわたしの母も絶対謝らない人でね(笑)。

 

 

 

【R子】
え!そうなんだ!

 

 

 

【М】
で、わたしも自分のなにが投影されているんだろう?って長いこと解らなかったんですよ。

 

 

 

【R子】
それが解ったの?

 

 


【М】
ええ。

 

 


【R子】
わぁ、聞きたい聞きたい!教えて。


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  投影は表層意識では解らない
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【М】
わたしの母も自分が間違っていても謝らない人でね、わたしも長いこと「なんで謝らないんだろう」って不思議に思ってたんです。


もう!ホントに頑固だなって。

 

 

 

【R子】
わかるわ、その気持ち。

 

 


【М】
で、ある日のこと、ほんの些細なことで、また母が「自分は間違ってない」って頑なに認めない場面があったんですね。

 

 


【R子】
うんうん。

 

 


【М】
誰がどう見たって、母が間違ってる場面で「ああ、間違えてた」って言えばいいだけの場面だったんです。

 

 


【R子】
それでも頑なに間違いを認めなかったのね。

 

 


【М】
そう。

でね、あまりに頑なんで流石にわたしも気になって、これ、自分のなんの投影なんだろう?って調べてみることにしたんです。

 

 


【R子】
ふんふん。

 

 


【М】
で、専門家の友人に協力してもらって誘導瞑想で、自分の深層意識の奥深くを探っていったんです。

 

 

 

【R子】
うん。

 

 


【М】
そうしたら、え?これは...ってものが出てきたんです。

 

 

 

【R子】
な...なに?

 

 


【М】
出てきたのは小学生の時に、父親の財布からお金を抜き取った場面だったんです。

 

 

 

【R子】
子供の頃のマスター?

 

 

 

【М】
そう。

そのとき、もうどうしても欲しいおもちゃがあってね、買って!買って!と言っても買ってもらえなかった。


それでどうしても欲しくて、父の財布からこっそりお金を抜き取ったんです。

 

 

 

【R子】
う...うん。

 

 

 

【М】
だけどお金を抜き取ったことは両親にバレちゃったんですね。

 

 


【R子】
で、怒られたわけね。

 

 


【М】
そう。

でもね...問題はここからだったんです。

 

 


【R子】
な....なに?

 

 

 

【М】
わたしはこの場面でしこたま怒られました。

 

 


【R子】
ま、そうですよね。

 

 

 

【М】
問題なのはその時のわたしの内面で思っていたことです。

 

 


【R子】
内面で思っていたこと?

 

 


【М】
そう。

実はわたし、このとき怒られて泣きながらも、心の内では「両親は最後は許してくれる」と思っていたんです。

 

めちゃくちゃ怒られているけど、仮に家から放り出されたとしても、最後の最後は許して家に入れてもらえるって思っていたんです。

 

 


【R子】
つ...つまり、怒られながらも「最後は許してもらえるから大丈夫」と思っていたってこと?

 

 


【М】
そう。

 

 


【R子】
とういうことはつまり...

 

 


【М】
反省してなかったんです(苦笑)。

反省しているフリだけしていて、内心ではこの場を切り抜けられれば済むと思っていたんです。

 

 


【R子】
ゲゲゲ!

つまり表面的には謝っているフリをしているけど、反省してなかったてこと?

 

 


【М】
そう。

で、まったく反省していないから、なにか悪いことをして叱られても、また「最後は許して貰える」と思っているから、行動は変わらない。

 

で、そんなことをずっと繰り返していたことを思い出したんです。

 

 


【R子】
きゃあー。

 

 

【М】
勿論、そんなこと当時の自分は【自覚していません】でした。

 

どうせ許してくれるから反省しているフリだけしておこうって思っているんだけど、自分がやっていることが悪いことだと気づいてなかったんです。

 

 


【R子】
で、今回誘導瞑想で調べてみたら、そのことに気がついた?

 

 


【М】
そう。

 

 


【R子】
でも待って。

流石に今のマスターはそんなこと思わないし、しないですよね。

 

 

 

【М】
そうそう。

 

 

【R子】
じゃあ、今の自分じゃない過去の自分がお母さんに投影され、謝らないお母さんを現実化していたってこと?

 

 


【М】
そう。

 

今の大人の自分、つまり今のわたしの表層意識(顕在意識)はそんなことはやろうとも思いません。

 

ですが過去の幼いころの自分は、そのことが悪いことだと思っていなかった。

 

かつてのこどもの頃のわたしは、表層意識では忘れ去れたわたしです。

 

表層意識では忘れてしまったけど、その過去の自分は深層意識の中にあります。

 

 


【R子】
そういえば現実化するのは表層意識ではなく、深層意識下の過去の思考っていつも言っていますよね。

 

 


【М】
ええ。

 

 

【R子】
だから自分の投影だと言われても、全然覚えがないわけね。

表層意識では忘れ去った自分だから。

 

 


【М】
そうなんです。

表層意識ではもうとっくに忘れ去っているものなので、過去自分がそうだったという認識がない。

 

 

 

【R子】
だから自分の投影だとどんなに言われても、そんなハズないってなっちゃうんだ。

 

 


【М】
そうなんです。

 

 


【R子】
ちょっと待って。

きゃあー!じゃあ、わたしの母が絶対謝らないのも....?

 

 

 

【М】
そういうことですね(笑)。

 

 


【R子】
そういえば...なんとなく思いだした。

 

小さいころいたずらしてひどく怒られたけど、むくれて「わたしは絶対悪くない」って謝らなかったことあった...。

 

 


【М】
そう、そのころの記憶の原型が、深層意識にあって、それがお母さんの姿として現実化しているってわけですね。

 

 


【R子】
きゃあー!絶対に謝らないのは過去のわたしの現実化したものなんだ!

 

 


【М】
そう。周りは360°100%自分の思考の現実化なわけですが、現実化しているのは頭で考えている自分じゃなくて、深層意識の忘れ去った過去の自分ってわけです。

 

 


【R子】
うう....そ...そうだったのか。

母のあれはわたし自身だったのか....ややショック。

 

 


【М】
だけど、そのことを認識できたのは凄いことですよ。

 

そんなハズない。これはわたしじゃない。相手の問題!相手が悪いとしか思えない間は、解消のしようがないですから。

 

 


【R子】
よく嫌な人を縁を切っても、また似た人が現れるのは、投影元の思考がわたしの中にあるからなのね。

 

 


【М】
よく人を変えることはできないって言いますが、その真意はこういうことなんですね。

 

 


【R子】
そうだったのか...。

 

 


【М】
ですが先ほども言ったように、これ、自分なんだ!って認識出来たら、深層意識を修正することができ、現実をガラッと変えることが出来ます。

 

わたしも母に投影していた深層意識下の悪童を修正したら今朝、母がなにげない場面で「ありがとう」とわたしに声をかけてきて驚きました。

 

 


【R子】
え?そうなの?

 

 


【М】
ホントなにげない場面でしたけど、母がそんな場面で「ありがとう」なんて言うの聞いたことがなかったので「あ、変わった」って気がついたんですよ。

 

で、最近の母はどんどんご機嫌になって、元気に明るくなっていっています。

 

高齢なのにこんなに元気になるんだって驚いていますよ。

 

 


【R子】
そうかぁ、深層意識を修正するとそんなに変わるんだ。

 

 


【М】
現実を創っているのは自分の深層意識ですからね。

 

まさに自分が変わると周りが変わるというのは本当なんです。

 

 


【R子】
わたしも今度、修正お願いします。

 

 


【М】
ええ。いつでもいらしてください。


....はい、お待たせしました、マルドワインです。

 

 


【R子】
ありがとう。いい香り。

 

 


【М】
どうぞ召し上がってください。

 

 


【R子】
うん...シナモンのスパイシーさがピリッとしてて、この苦みが今のわたしの心境にピッタリだわ(笑)。

 

 


【М】
はははは。

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◆著者プロフィール◆

濵田預士之(はまだよしゆき) 1966年 京都生まれ

【編集者からバーのマスター時代】
写真学校を卒業後、営業、編集者、作家として活動し20代で初の著作を発行。

26歳の時、世界的なトップコーチと出会い、コーチング、
潜在意識が現実を創り出していることを学び、潜在意識に深い関心を持つようになる。

29歳の時、京都でバーを経営、カウンターでお客様の相談に乗る中、更に潜在意識がいかに人生に大きな影響を与えているかに深い関心を持つ。

長女の誕生を機にバーを引退、起業するが2000万円の借金をつくり事業に失敗すると同時に、自分が本当はなにをしたいのか、人生の目的がみえないことに深く悩みようになり、更にバイク事故で生死の境をさまよい、脳梗塞で倒れ、更に離婚と出口の見えない迷路のような日々を送る

【コーチ セミナー講師として独立】
個人相談として行っていた潜在意識を扱ったカウンセリングに徐々にお客様がつくようになり、流れから潜在意識に特化したコーチ、カウンセラーとして活動をはじめる。

2001年、趣味で始めた潜在意識をテーマに扱ったメールマガジンが人気となり、長年、温めていたアイデアをセミナーで提供したことがきっかけとなりセミナー講師としても活動を開始する。

【真理を探究した修業の日々に】
ある日、参加したビジネスセミナーで隣の世界の人から「座禅で人生が変わった」という一言を聞き、なぜか大変な興味を抱くようになり、この世界の背後にある法則、真理に大変な関心を持つようになる。

禅の老師のもとで修業。山に数十日籠っての座禅修行、更には出来すぎのような縁の展開で、アマゾンの奥地まで旅をし、シャーマンの儀式に出るなど真理を求め続ける日々を送る。

【コロナショックから人生の大転機へ】
2020年コロナショックでリアルでのセミナーができなくなり、大きな精神的な混乱を経験、ある日ふいに、これまでの人生のあらゆる問題は全て自分自身が創り出していたことに目が覚まされ、出来すぎたような縁の展開でフラクタル心理学を学び、カウンセラーの資格を取得。

【わらしべマスターとして活動を開始】
人生が【わらしべ長者】の様に【一見出来すぎた偶然の展開】でできており、一見、それは不思議な偶然の連鎖に見えるが、そこには【明確な真理と法則が働いている】ことを発見、世界的な成功者たちはみな既存の成功ノウハウではなく、わらしべ長者の法則を使って成功していることに気づく。
わらしべ長者の展開は偶然の産物ではなく、【自らの意志で意図的に創り出せる】ものであることを【体系化】。
フラクタル心理学のメソッドを取り入れ、潜在意識の強力な力をフルに使った「わらしべ長者的成功の極意講座」を本格スタート。

かつてバーのマスターだったことから、マスターの愛称で呼ばれている。
(バーテンダーとはバーの相談役という意)


【実績】
コーチ・カウンセラー・誘導瞑想歴25年 メルマガ執筆歴21年
セミナー講師歴17年 2冊の著作を出版
読者・受講者からは「他の人が同じ話を本やセミナーでしていても、ピンと来なかったのが、マスターの話ではじめて腑に落ちたと言われる。

 

 

 

【プライベート】
クルマ趣味人 プライベートでは愛車のロードスターで一人旅を楽しみ、映画大好きでインセプションをはじめとしたメルマガ等での考察は、多くのファンから指示されている。

 

 

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