エベレストの氷河が溶け出し、ネパールでは大洪水!
日本はもとより、世界中で自然災害が頻発しています。
去る8月16日、ネパールではエベレスト山の氷河が溶け出し、麓の村が大洪水に襲われるという災害が発生したようです。
幸い、雨期でもあり、海外からの登山客やトレッキング愛好家は少なく、人的被害は少ないとのこと。
不幸中の幸いでした。
とはいえ、最近の地球温暖化の影響でしょうが、ヒマラヤ山脈地帯の氷河は以前とは比較にならない猛スピードで溶け出しているそうです。
2013年には同じような洪水で6000人を超える地元の人々が命を失いました。
いずれにせよ、あちこちに新たな湖が出現しています。
そのため、ネパールでは豊かな水源を利用しての水力発電が盛んです。
日本も協力してダムを建設し、水力発電事業を支援しています。
ネパールにとっては隣接するインドや中国にも電力を供給することで外貨獲得に役立てており、今後もダム建設を拡張する計画を進めているところでした。
ところが、昨年もそうでしたが、肝心の発電用ダムが大洪水で破壊されしまう事故が相次ぐ有様です。
日本とすれば、インドや中国にも呼びかけ、ダムの補強を急がねばなりません。
実は、小生、ネパールの無医村で医療活動を長年続け、アジアのノーベル平和賞といわれる「マグサイサイ賞」を受賞された岩村昇医師とご縁があり、ネパールからの技能実習生の日本での受け入れに協力してきたものです。
埼玉県の浦和市にアジアからの実習生を受け入れるため一軒家を借り、共同生活を営んだ時期もありました。
インド、スリランカ、インドネシアなどの若者と生活を共にしたわけですが、ネパールから来日したパル君とは特に親しくなった次第です。
というのも彼は岩村医師の活動を現地でボランティアとして支えていたためでした。
その後、帰国した彼を訪ねて、小生は何度かネパールを訪れたものです。
「ネパールの赤ひげ」という呼び名で親しまれていた岩村医師は18年にわたり、結核やマラリアなどの伝染病医療に取り組み、多くのネパール人に愛され、尊敬される存在でした。
既に冥界入りされていますが、いまでも岩村医師の足跡はネパール人の脳裏に生き続けています。
残念ながら、ネパールではダムに限らず、道路や鉄道などのインフラも整っていないため、今週もインドからの観光客を乗せたバスが川に転落し、多くの死傷者が発生したばかり。
また、飛行機やヘリコプターの墜落事故も相次いでいます。
医療面に限らず、インフラ整備にも日本の支援が欠かせないのが今のネパールです。
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