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トランプ大統領がUFOファイルを公開したワケ

トランプ大統領は5月8日、160件を超す「UFOファイル」を一般公開しました。


そのタイミングと狙いについて、様々な憶測が飛び交っています。
 

先ずは、タイミングです。
 

これはⅠ4日からの訪中、そして習近平国家主席との面談を意識してのこと。
 

なぜなら、習近平氏が「中華民族の偉大なる復興」という歴史の必然を背負っていると主張していることに対抗し、トランプ氏は「宇宙の意志によって選ばれた唯一無二の指導者」という構図で立ち向かおうと考えているからです。
 

実は米国も中国も「宇宙大国」を目指しており、その観点からもUFOを国家安全保障や軍事技術の重要な要素として研究を重ねてきています。
 

訪中の直前に米国がUFOファイルを公開したことは、トランプ氏の発想では「米国の方が中国よりUFOに関する情報収集や分析は進んでいる。どうだ、参ったか?もっと知りたければ、教えてやってもいいぜ」と自信の表れに他なりません。
 

 

もちろん、トランプ氏は大衆を惹きつける観点からも「UFOはエンターテイメントとして使える」と踏んでいるようです。
 

このところ、自らを神になぞらえることが多いトランプ氏ですが、要は、米国を崩壊から救うために天から遣わされた「世俗の救世主」と見なす福音派支持層のお気に入りの物語を、自身のイメージアップに取り込もうとしているようにも見えます。
 

元々、オバマ元大統領が「宇宙人は実在する」と発言したことを「機密漏えいだ」と批判したのがトランプ氏でした。
 

訪中を前にして、「前政権が隠していた真実を自分が公開した」とアピールすることで、落ち目の国内支持を取り戻し、強いリーダーとして習近平氏と対峙しようという魂胆が透けて見えるではありませんか。
 

2026年後半に月の南極付近へ宇宙船を送り届ける予定の中国ですが、同じく米国もアルテミス計画で月の資源を確保しようとしています。
 

14日の米中首脳会談ではイラン情勢、台湾問題、貿易摩擦の行方が議論の中心になりますが、宇宙のルールを巡っても熾烈な駆け引きが演じられそうです。
 

 

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