１年で５０キロの減量に成功した中国のコメディアン女優

中国は世界最大の映画館の数と観客動員数を誇っています。

そのため、アメリカのハリウッドも中国市場を意識せざるを得ません。

このところのアメリカ映画では中国に批判的な内容は「忖度」の対象になり、事前に台本が変更されることもざらにあるようです。

また、人口の多さで中国を抜き、世界１の座を獲得したインドではボリウッドと呼ばれるように映画産業は成長を極めています。

中国でもインドでも、映画やテレビは政治的に利用されるケースが多いようです。

６月４日に結果が公表されたインドの総選挙ですが、有権者登録者数は１０億人に達し、投票所の数も１００万か所を越えていました。

有権者の支持を得るためには、テレビや映画の力は無視できません。

そのため、モディ首相の率いる人民党はメディアに対してモディ政権の実績を過大に報道するように圧力をかけまくった模様です。

そんな中、中国で大きな話題となっているのが、中国で人気ナンバー１のコメディアン女優にして映画監督のジア・リン（贾玲）さん、４２歳。

何しろ、大変身を遂げたのですから。

１年前、彼女は体重が１０５キロという肥満タイプで、その表情には常に不満が感じられました。

ところが、１年経って、５０キロもの減量に成功。

１年前の彼女と現在の彼女が新作映画のプロモーションビデオの中では一緒にテーマソングを熱唱しています。

あれだけ太っていたのがウソの様です。

当初は、AIを使った偽動画かと疑われたようですが、その後、本人がインタビューにも登場し、これまでの苦労話を語ってくれ、本物だとお墨付きが得られました。

監督兼主演女優として映画「熱辣滾燙」（Yolo：You Only Live Once）の売り込みにも熱心に取り組んでいます。

既に人気サイトWeiboでは８億人を超えるアクセスが記録され、今でも増加中とのこと。

この新作映画の見どころは、主人公の彼女が自己愛に目覚め、肉体の変身に向けて、あらゆる努力を傾注するところです。

具体的には余りに不細工だった自分の身体を改造するため、ボクシングのトレーナーの指導を受け、１年間、食事療法などあらゆる努力を積み重ねます。

観る人を感動させること請け合いでしょう。

これだけ自分の肉体を改造させた女優は他には見当たりません。

プロモーションビデオを含め、一見の価値はありそうです。

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