プーチン大統領の5期目就任式に花を添えたのは誰? | 浜田和幸オフィシャルブログ Powered by Ameba

プーチン大統領の5期目就任式に花を添えたのは誰?

3月の大統領選挙で圧勝を果たしたプーチン大統領はモスクワの大クレムリン宮殿で就任式に臨み、通算5期目の大統領に就任しました。

 

2000年に初めて大統領に就任したわけで、今回の任期を全うすれば、首相時代を含む統治期間は旧ソ連時代のスターリンに匹敵するようになります。

 

71歳のプーチン氏は特別な延命治療や若い恋人の効果もあってか、すこぶる元気の様で、2030年の次期大統領選挙にも出馬の可能性が大です。

 

となれば、「終身皇帝」の座を射止めることもあり得る話となります。

 

そうした可能性を見越して、今回の大統領就任式典には2600名の内外の賓客が参列しました。

 

日本は過去の式典の際には駐ロ大使が出席しましたが、今回は欧米諸国に倣って、ロシア政府からの招待はあったのですが、出席を見合わせたようです。

 

ロシアとの間で領土問題を抱える日本とすれば、交渉のパイプを自ら遮断してしまったわけで、後々、臍を嚙むことにならなければ良いのですが、、、

 

実は、今回の大統領就任式典にはヨーロッパからはフランスを筆頭に7か国が参加。

 

イスラエルも駐ロ大使が顔を出し、アジアからはシンガポール、北朝鮮、そして韓国も政府を代表する形で大使を参列させていました。

 

ウクライナへの軍事侵攻を理由に、欧米諸国はロシアへの経済制裁を科していますが、停戦や和平、その後の復興を考えれば、ロシアとの関係を維持することは欠かせないと思われます。

 

ましてや終身皇帝の可能性があるわけで、「ロシア即ち悪、プーチン即ち悪魔」といった見方は余りにも一方的ではないでしょうか。

 

プーチン大統領の就任演説は10分と短いものでしたが、ウクライナ戦争を勝利に終わらせるという自信に満ちたもので、西側との平和交渉にも前向きに応じるという意思を表明したものでした。

 

式典で最も異彩を放っていたのはアメリカのハリウッドの映画スター、スティーブン・シーガルに他なりません。

 

 

プーチン氏とは格闘技仲間でもあり、プーチン氏の強いリーダーシップを礼賛して止まない人物で、終始、笑顔で対話を楽しんでいました。

 

要は、アメリカもフランスも表向きはプーチン批判を繰り返していますが、今後も長きにわたって最高権力を握ると思われるプーチン氏とはバックチャンネルを確保しようと動いているようです。

 

岸田政権の「アメリカ頼み」と言っても過言ではない硬直的な外交姿勢では日本の国益は守れそうにありません。

 

 

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