トランプ氏と密約か?イーロン・マスク氏の狙い
アメリカの大統領選挙は現職のバイデン大統領と返り咲きを狙うトランプ前大統領の「老老対決」になりそうな雲行きです。
81歳を越え、発言ミスも度重なり、見た目も、認知症を疑われるバイデン氏ですが、意外にも選挙資金の獲得金額ではトランプ氏を圧倒しています。
選挙管理委員会に届けられた報告書によれば、トランプ氏が3000万ドルであるのに対し、バイデン氏は5600万ドルとほぼ倍の差がついているのです。
意外に思われるかも知れませんが、やはり現職の強みと言わざるを得ません。
派手な言動で強固な支持基盤を誇っているように見えるトランプ氏ですが、多くの訴訟を抱え、資金的には苦しい戦いを余儀なくされています。
日本では全く報道されていませんが、トランプ氏は娘のイバンカをインドに派遣し、アジア最大の大富豪アンバニ氏からの資金提供を模索しているようです。
また、アメリカの大富豪イーロン・マスク氏を3月2日、フロリダの自宅に招き、密かに資金援助を求めているとのこと。
マスク氏は表向き、「バイデンにもトランプにも資金提供は一切しない」と大見えを切っていますが、怪しい限り。
というのは、マスク氏はバイデン政権の移民政策に猛反発をしているからです。
電気自動車テスラの工場をテキサスに稼働させ、自宅も工場の近くに構えているマスク氏ですが、メキシコ国境を通り抜けてくる違法難民の急増による治安の悪化に頭を悩ませているとのこと。
マスク氏曰く「バイデン政権は密かに中南米諸国から少なくとも32万人の違法難民を呼び込み、全米43の都市に送り届けている。こうした違法難民にアメリカの市民権を与え、大統領選挙にも投票できるように仕掛けているわけで、許しがたい」。
マスク氏は「このまま移民をのさばらせていれば、内戦に火が付き、第2の“9・11テロ”になりかねない」とまで語気を強めています。
要は、バイデン政権に真っ向から反旗を掲げていると言っても過言ではありません。
トランプ氏はマスク氏と密会を終えた直後、「俺はホワイトハウスを奪還したその日に、メキシコ国境を完全に封鎖し、既にアメリカに侵入した違法難民を摘発し、彼らを残らず祖国に送り返す」と、新たな公約をぶち上げました。
明らかにマスク氏と意気投合した結果としか思えません。
そのマスク氏の資産は2000億ドルであり、その気になれば、バイデン氏に差を付けられているトランプ氏の選挙資金を簡単に大逆転できるはずです。
いずれにせよ、アメリカでも選挙を左右するのはカネということでしょうか。
政治にカネがかかるのは日本もアメリカも同じですが、アメリカでは動く資金の大きさが日本とはけた違いであることに改めて茫然とさせられます。
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