台湾総統選挙で明らかになった2大政党離れ:アメリカでも?
1月13日に行われた台湾の総統選挙では、与党の民進党が勝利し、異例の3期目に入ることになりました。
とはいえ、注目すべきは、その民進党の頼清徳候補が獲得した票は全体の40%だったこと。
最大野党の国民党は33%でした。
一方、新たに結党したばかりの台湾民衆党は26%を獲得しています。
しかも、若い世代の間では台湾民衆党を支持する動きが顕著でした。
要は、既存の2大政党に対する失望感と新たな政治を求める傾向が強まっているわけです。
巷では「台湾独立」を封印し、「現状維持」を主張した民進党が、中国との「関係改善」と「融和路線」を掲げる国民党や台湾民衆党を押さえたとの見方が専らです。
とはいえ、同時に行われた行政院選挙では、民進党は過半数を確保できませんでした。
いわゆる「ねじれ」現象が起きているわけで、今後の頼清徳政権は難しい舵取りを余儀なくされそうです。
では、なぜ民進党は大きく得票数を減らしたのでしょうか。
最大の理由は対中関係云々ではなく、国内経済の低迷にあります。
民進党が政権を取って以降、住宅価格は急上昇中ですが、賃金は伸び悩み、貧富の格差は広がるばかりでした。
その上、党幹部の不正や腐敗問題が相次いで起きていたにもかかわらず、権力を乱用しメディアによる報道を規制してきました。
しかし、ネット上での告発によって、大手メディアが「見て見ぬふりを」をしてきた問題が白日の下にさらされることになり、若い世代を中心に民進党離れが加速したわけです。
今回、民進党が総統選で勝利できた背景には、ネット情報に疎い高齢世代の支持があったからでしょう。
実は、こうした状況は現在進行中のアメリカの大統領選挙にも見て取れます。
バイデン対トランプといった既成政党による選挙戦が過熱しています。
しかも81歳と77歳という「老老対決」のため、若い世代は辟易しているようです。
そこに殴り込みをかけているのがロバート・ケネディ・ジュニア(69歳)に他なりません。
言わずと知れた「ケネディ神話」の後継者です。
大手メディアからは「陰謀論者」とレッテルを張られていますが、彼の主張には若い世代に訴える力があります。
ひょっとすると、アメリカの大統領選挙史上、かつてない大番狂わせが起きるかも。
そこで、来る1月17日(水)夜8時の「浜田かずゆき 世界の真実、最前線」(ニコニコチャンネル)では「台湾総統選挙と米大統領選挙の裏舞台」に迫ります。
ご覧頂ければ幸いです。
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