金正恩総書記から岸田首相に届いたお見舞い電報の裏読み | 浜田和幸オフィシャルブログ Powered by Ameba

金正恩総書記から岸田首相に届いたお見舞い電報の裏読み

この度の能登半島地震により亡くなられた方々に深く哀悼の意を表するとともに、被災された方々やそのご家族及び関係の皆様に心よりお見舞い申し上げます。


小生も輪島や羽咋とはご縁があり、しばしば足を運んできました。
 

早期の復旧と復興を願うばかりです。
 

そんな折、北朝鮮の金正恩労働党総書記からお見舞いの電報が岸田首相に届きました。
 

北朝鮮の最高指導者が日本で発生した災害に対し、お悔みのメッセージを寄せるのは前例がありません。
 

その裏には何があるのでしょうか?
 

実は、北朝鮮でも巨大な自然災害が迫っていると思われるのです。
 

中国との国境付近に聳える白頭山は、朝鮮民族の聖地と見なされ、日本で言えば富士山のような特別な存在。
 

 

そんな白頭山は100年に1度の小噴火と1000年に1度の大噴火を繰り返してきた活火山に他なりません。
 

これまで朝鮮半島では地震は起きないといわれてきましたが、最近では月に300回以上もの地震が観測されるようになっています。
 

近年、北朝鮮が繰り返す地下核実験の影響かも知れません。
 

数年前に公開された韓国映画「白頭山大噴火」が現実のものとなるのでしょうか。
 

地震や火山の噴火の予測は簡単ではありませんが、北朝鮮や中国は万が一に備えて白頭山の地表の変化を観察し、合同の避難訓練も実施しています。
 

韓国も日本も同様で、気象衛星を使い、24時間体制で監視を強化中です。
 

とはいえ、最も気にしているのは金正恩総書記でしょう。
 

何しろ、初代最高指導者である金日成主席は、この白頭山を根城とした抗日パルチザンという神話の持ち主で、その息子の金正日総書記も孫の金正恩総書記も「白頭山の血統」を政権維持の錦の御旗にしているからです。
 

もし、白頭山の大噴火という事態になれば、過去の記録からも明らかなように、朝鮮半島のみならず日本の日本海側は火山灰で覆われ、壊滅的な被害を受けかねません。
 

今回の金正恩総書記からの岸田首相へのお見舞い電報には、そんな危機的状況に陥った場合には、日本からの支援をお願いしたいとの思いが込められている風にも読み取れます。
 

 

思い起こせば、岸田首相は外務大臣の時、「白頭山噴火の場合には、北朝鮮、韓国に限らず、中国、ロシアとも協力し、日本の知見も活かしたい」と述べていました。
 

であるならば、このところもミサイルの発射訓練を繰り返し、韓国への核攻撃を示唆するような金正恩総書記に対して、大噴火の引き金となるような核実験を止めることを条件に北朝鮮の求める災害救援計画に協力するといった交渉を始めるチャンスかも知れません。
 

わが国の「創造的外交」が求められる所以です。
 

 

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