世界の大富豪が移住先として集まるアブダビの魅力
日本では自民党の派閥による政治資金パーティーの不明朗な会計処理や裏金疑惑が連日、大きく報道され、政治不信が高まるばかりです。
岸田首相は相変わらずの“のらりくらり”答弁で、支持率の低下にも歯止めがかからず、世界からは「もう終わった」と受け止められています。
何しろ20万円を超えたパーティー券を購入すれば氏名が記載されるというのでは、海外から見れば、「日本は細か過ぎる」ということになり、一事が万事で、日本への投資に積極的にはなれないはず。
その一方で、このところ世界の大富豪たちが注目し、投資先としても名義上の移住先としても大結集しているのがアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビです。
これまで有利な税制を売り物にして、海外の資産家に重宝されてきたスイスやケイマン諸島、英国バージン諸島から、アブダビに移転する著名なビジネスマンが急増しています。
世界的に有名なヘッジファンドの帝王と異名を取るレイ・ダリオ氏、インド最大の資産を誇るアダニ一族、暗号通貨資産で世界を牛耳るチャオ・チャンペン氏、ロシアの鉄鋼王ことブラディミール・リシン氏など、枚挙に暇がありません。
その数は何と5000人を超えています。
2016年の時点では46人でしたから、凄まじいばかりの急増ぶりです。
要は、世界の富の移転が急ピッチで進んでいることは間違いありまません。
残念ながら、日本は富の受け皿としては全く評価されていないのです。
そもそも、法律を司る政治家がそうした感覚を持っておらず、せいぜい5億円とか1億円の裏金問題で戦々恐々としているのでは、話になりません。
対するアブダビではそれまでの原油依存型の経済からの脱却を目指し、資産運用管理ビジネスに活路を見出そうと税制改革に知恵を絞ってきました。
その結果、今や世界から年間5000億ドルを超える投資運用資金を集めることに成功しています。
これまでの投資資金の受け皿であったケイマン諸島なども呼び戻しに必死になっていますが、新興勢力のアブダビや同じくこの分野で躍進中のドバイにリードを許したまま。
アブダビは世界の大富豪に対して「ゴールデン・ビザ&パスポート」を発給しています。
そのお陰で、こうした大富豪は自由な活動や移動が保証されているわけです。
そのため、それまでのビジネス拠点を次々にアブダビに移転させ始めており、その流れは
「類は友を呼ぶ」勢いで加速する一方になっています。
こうした新たな国家戦略を指揮しているのはUAEの大統領の弟であるザイード・アル・ナーヤン国家安全保障顧問で、1兆ドルの資産運用の責任者に他なりません。
国家の安全保障に関する発想が日本とは大きく異なることに注目せざるを得ません。
なお、次回のニコニコ生放送は12月23日(土)夜8時です。
パレスチナの駐日大使シアム氏から日本のメディアが伝えない真実を語って頂きます。
第47回「世界の真実最前線」
2023年12月23日(土)20時生配信!
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