習近平主席との夕食会に会費4万ドルを支払うアメリカの企業家
サンフランシスコで開催された米中首脳会談の舞台裏はアッと驚くことの連続でした。
かつては世界的な観光名所であった「金門橋」が聳える町ですが、いまや浮浪者や薬物乱用者がはびこる「治安最悪の都市」に変貌しています。
そのため、中国側からの強い要望を受け、サンフランシスコ当局はAPEC総会の期間中、会場周辺や代表団の車列が通る沿道から全てのホームレスを追い払いました。
その代わり、中国からの留学生らを動員し、習主席の移動するルート沿いには中国国旗がはためく光景が演出されたものです。
とはいえ、最も驚かされたことは、習近平主席がバイデン大統領や岸田首相との首脳会談よりもアメリカの有力な経営者との夕食懇談会に最大の力を注いでいたことに他なりません。
ハイアット・リージェンシー・ホテルで開かれた夕食会にはアメリカ経済界を代表する大物がズラリと顔を揃えていました。
主催は米中関係全国委員会と米中商工会です。
マイクロソフト、シティグループ、エクソンモービル、アップル、テスラなどのCEOが習近平氏と親しく歓談。
バイデン大統領は習近平主席との会談後に、「彼は独裁者だ」と首脳会談をぶち壊すような発言を繰り出しましたが、アメリカの大手企業の経営トップは吸い込まれるように習近平氏に歩み寄っていました。
しかも、夕食会の会費は一人4万ドルとのこと。
それだけの会費を払っても中国との関係を重視していることを直接アッピールしようとしたわけです。
当然でしょうが、習近平氏は終始、笑みを浮かべて大満足の様子でした。
実は、米中首脳会談では軍同士の対話チャンネルの復活などが合意されたわけですが、バイデン大統領が期待したような対イラン制裁などでは成果は全く得られていません。
両者の思惑はすれ違いで終わったといっても過言ではないほど。
言うまでもなく、日中首脳会談における岸田首相の「お願い外交」も空振りに終わりました。
なぜ、米中、日中の首脳会談が期待されたような成果を生めなかったのでしょうか。
習近平政権の思惑を冷静に分析する必要があります。
そこで、明日11月25日(土)夜8時の「浜田かずゆき 世界の真実、最前線」(ニコニコチャンネル)では、ゲストに防衛研究所OBの片原栄一氏をお迎えし、習近平主席のアメリカや日本に対する考えや政策の背景をじっくり分析する予定でいます。
生放送中は質問やコメントも受け付けていますので、是非、ご覧頂ければ幸いです。
第45回「世界の真実最前線」
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