ハマスの地下トンネルへの毒ガス攻撃を目論むイスラエル | 浜田和幸オフィシャルブログ Powered by Ameba

ハマスの地下トンネルへの毒ガス攻撃を目論むイスラエル

イスラエル・ハマス戦争は地獄絵のような展開を見せています。

 

国連が警鐘を鳴らしていますが、機能不全の国連安保理では何も決まりません。

 

この間、ガザ地区では電気や水道もストップし、医療施設も機能マヒに陥っているも同然で、犠牲者は増えるばかりです。

 

しかも、多数の避難民が押し寄せている難民キャンプでは衛生状況が悪化する一方で、コレラなど感染症の蔓延が危惧されています。

 

にもかかわらず、イスラエルもハマスも徹底抗戦を続ける構えを崩しません。

 

昨日から、イスラエル軍は地上戦に突入しました。

 

まだ、現時点では様子見といった感じですが、ネタニヤフ首相は「ハマスを根こそぎ葬り去る」と宣言し、アメリカのバイデン政権も支援体制を継続する意向であり、これから更なる悲惨な流血が加速することになりそうです。

 

地上戦が本格化すれば、ハマスが構築してきた地下トンネルが勝敗を左右することになります。

 

何しろ、総延長500キロと目される地下トンネルです。

 

 

地下要塞のため、イスラエル軍もその詳細を把握できていません。

 

そのため、ガザ地区への軍事侵攻を成功させるためには、この地下トンネルを破壊する必要が出てきたようです。

 

そこで、イスラエル軍は米軍の「デルタフォース」と呼ばれる特殊工作部隊の支援の下、神経ガスと化学兵器を投入し、地下トンネルを制圧する作戦に着手しようとしています。

 

この神経ガスによって、地下トンネルに潜む多数のハマスの戦闘員や200人前後と見られる人質は6時間から12時間は意識を失うことが想定されているわけです。

 

この間に人質を救出し、ハマスの戦闘員は全員殺害するというのがイスラエル軍の作戦に他なりません。

 

とはいえ、神経ガスの使用は国際的に禁止されています。

 

イスラエルのネタニヤフ首相は「ハマスは人間ではなく、野獣だ。地上から抹殺しなければならない」と公言しているため、国際法の縛りは無用といった発想に突き動かされているのでしょうか。

 

しかし、そうした非人道的な生物化学兵器の導入となれば、連鎖反応を招きかねません。

 

ハマスもヒズボラも、イスラエルの河川や貯水池に有毒物質をばら撒くような対抗手段を繰り出す恐れがあります。

 

日本では他人事のように見られていますが、このイスラエル・ハマス戦争は人類全体を奈落の底に陥れる可能性を秘めていることに注意を向けるべきでしょう。

 

残念ながら、人類は終末への道を突き進んでいるかのようです。

 

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