G20サミット成功のカギを握るのは猿まねのプロ | 浜田和幸オフィシャルブログ Powered by Ameba

G20サミット成功のカギを握るのは猿まねのプロ

今週末、インドの首都ニューデリーではG20サミットが予定されています。

 

岸田首相もバイデン大統領も参加しますが、習近平国家主席とプーチン大統領は態度を明らかにしていません。

 

とはいえ、主催国のインドのモディ首相はこれまでにないほど準備に万全を期しています。

 

何しろ、来年には総選挙が予定されており、3期目を目指すモディ首相とすれば、海外からの投資や企業を呼び込み、国民からの支持を確実なものにする「絶好の機会」と目論んでいるからです。

 

そんな中、他のG20加盟国では見られない「インド式おもてなし」が話題となっています。

 

何かと言えば、ニューデリー名物と言っても過言ではない「おサルさん」の処遇です。

 

実は、大都市のニューデリーでは至る所に野生のサルが巣くっています。

 

 

小生は何度もインドを訪問していますが、ニューデリーの街角や公園では大勢のサルと遭遇してきました。

 

普段はおとなしく人々と共存共栄を楽しんでいるようですが、時には道路上に溢れ、交通を妨害したり、通行人から食べ物を奪ったりすることもあります。

 

そのため、ニューデリー市当局はG20の前後(9月7日から10日)は、これらのサルを市の中心部から郊外へ移動させる作戦を展開しているわけです。

 

サルの追い出し作戦は2本立てとなっています。

 

1本目はサルの巣くっている公園に好物の餌を乗せたトラックを持ち込み、餌に釣られたサルたちを郊外に誘導するという作戦です。

 

2本目がインドならではの「猿まね」作戦に他なりません。

 

これは日本ではお目にかかれませんが、サルの中でも強面で他のサルを威嚇する力の強い「ヤセザル」の鳴き声を物まねする「猿まね」のプロを40人ほど動員し、一般のサルがたむろしている場所に脅しをかけて、他の場所に移動をさせるという作戦です。

 

この「ヤセザル」は名前に反して、身体も大きく、凶暴なため、彼らが近づくと「リーサスサル」など他のサルたちは一斉に逃げ出すとのこと。

 

そうしたサルの習性を研究しているインド政府は、この「ヤセザル」の鳴き声を巧みに物まねできる専門家を養成しているのです。

 

 

これまでもニューデリーで大きな国際的なイベントが開催されるたびに、こうした「猿まね」のプロが活躍してきました。

 

今回も、G20サミットの参加者の安全を確保するために「猿マネ」のプロ集団が市内の至る所で日ごろ鍛えた「猿まね」の技を披露しているわけです。

 

来る9月9日(土)夜8時「浜田かずゆき 世界の真実、最前線」(ニコニコチャンネル)は「世界を変えるインドの魅力と可能性」と題してお送りします。

 

知られざるモディ首相の実像に迫りますので、お見逃しなく!

 

 

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