共和党大統領候補者による公開討論会の勝者はラマスワニ氏! | 浜田和幸オフィシャルブログ Powered by Ameba

共和党大統領候補者による公開討論会の勝者はラマスワニ氏!

8月23日、主役不在のまま開催された共和党の大統領候補者8人による公開討論会は、大きなサプライズには恵まれませんでした。

 

この討論会で最も注目を集めた瞬間は「起訴されているトランプ前大統領の有罪が確定しても、彼の立候補を支持しますか?」との司会者からの問いかけに対する8人の反応だったと思います。

 

真っ先に「賛成します!」と手を挙げたのが壇上の真ん中に立っていたラマスワミ氏でした。

 

しかも、一言付け加えたのです。

 

「第45代大統領は21世紀最高の大統領です。自分が選ばれた暁には、トランプ氏に恩赦を与え、無罪放免することを約束します」。

 

政治経験は皆無ですが、インド系アメリカ人としてITと医療ベンチャーで大成功を収めているラマスワミ氏は38歳で、「多民族国家アメリカ」を象徴するような若い世代です。

 

反対したのは1人で、他の6人は恐る恐る「賛成です」と中途半端な手の挙げ方でした。

 

中でも最も反応が遅く、周囲の手の動きを横目で確認した上で、「賛成です」と応じたのがフロリダ州のデサンティス知事です。

 

これには会場からもネット上からも、「デサンティスじゃだめだ!」との批判的な声が沸き上がりました。

 

この結果、それまでほぼ泡沫候補と見なされていたラマスワミ氏が俄然、トップに躍り出たといえます。

 

現時点で共和党支持者の6割近くの票を確保していると目されているトランプ氏です。

 

公開討論会には「俺の勝利は決まっているので、参加する必要はない」と突っぱねていたトランプ氏ですが、素早く反応し、「ヴィヴェック(ラマスワミ氏のファーストネーム)!お前はよく分かっている!この討論会の勝者はお前だ!」と宣言したほどです。

 

 

ネット上で拡散されているコメントの多くは「トランプとラマスワミがタッグを組むのが最高だ」というもの。

 

ラマスワミ氏は政治的しがらみがないため、彼の発言は大胆で柔軟性に溢れています。

 

今回の討論会でも、他の候補者と一線を画すような発言が数多く表明されました。

 

例えば、「ウクライナへの支援には反対だ。なぜならアメリカ国内に課題山積だから。経済回復やメキシコからの違法移民の流入を防ぐ壁の建設などに予算を使うべき」といった調子です。

 

横並びで慎重な発言に終始する候補者が多い中、ラマスワミ氏は歯切れもよく、独創的な主張が新鮮な印象を与えたことは間違いありません。

 

あのイーロン・マスク氏も「彼は有望だ」と持ち上げています。

 

実は、インド市場に投資を重ねる孫正義氏も早くからラマスワミ氏に注目し、合弁事業を展開しているのです。

 

「未来の大国」インドの可能性を感じさせる一幕でした。

 

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