親子二代とも首相在任中に離婚:カナダのトルドー家の伝統?
日本では結構大きなニュースとなっているのがカナダのジャスティン・トルドー首相(51歳)の離婚劇です。
18年間の結婚生活にピリオドを打ちました。
何しろ、現職の首相の離婚ですから、もし、岸田首相が突然、裕子夫人との離婚を発表すれば大騒ぎになるでしょう。
しかし、カナダでは全く騒動にはなっていません。
思えば、トルドー首相の父親のピエール・トルドー氏も2度にわたり首相を務めていましたが、やはり首相時代に離婚しています。
このピエール・トルドー首相は51歳で結婚したのですが、相手の女性は22歳でした。
いろいろと物議を醸したものです。
というのも、この若い妻のマーガレットはローリングストーンズのバンドマンと浮気三昧に走り、夫のピエールとはしばしば夫婦喧嘩になっていたといいますから。
いずれにせよ、カナダはアメリカと違って、いわゆる「ファーストレディ」制度はありません。
そのため、首相夫人といっても、公務に縛られることもなく、自由奔放な生活をエンジョイしている場合が多いようです。
ただし、今回、インスタグラムで離婚を発表したトルドー首相と妻のソフィー(48歳)の場合は、幼馴染であり、「仲の良さ」を売り物にして、夫は政界で、妻はファッションモデルやテレビ司会者として人気を得てきました。
「おしどり夫婦」を看板に、3人の子供と共に、イースターやクリスマスなどのイベントを楽しむ姿をインスタグラムで紹介していたものです。
日本では政治家が離婚するとなると、次の選挙への影響を気にすることが多々あります。
ところが、カナダの場合はそんな懸念はなさそうです。
8月2日に離婚が発表されると、その日の内に別居となりましたが、9歳から15歳の3人の子供は首相の公邸に住み続け、月末からは家族5人でこれまで同様、夏休みのバカンス・ツアーに出かけるとのこと。
要は、夫婦の生活は別々になるものの、子供との家族生活は大切にするという次第です。
多くのカナダ人は「それもいいじゃない」といった寛容な受け止め方をしており、トルドー首相の政治生命に大きな暗雲が立ち込める可能性は少ないと見られています。
果たして、「離婚しても仲良く過ごす姿を頻繁にお見せする」と宣言しているトルドー首相とソフィーさんですが、「お互いに有意義ながら難しい話し合いを重ねた結果、別居という決断を下した」と言っているわけで、何やら「奥歯に物が挟まった」感も否めません。
となると、やはり次の選挙が気になりますか。
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