真夏の怪奇談か?所在不明の中国の外務大臣
もし、林芳正外務大臣が1か月近く、どこにも姿を見せず、アメリカのブリンケン国務長官が来日しているにもかかわらず面会しなかったとしたら、大騒ぎになるはずです。
実は、中国ではそうした状況が起きているのですが、中国外務省では「外交活動は正常に行われている」と、記者団からの質問に対して、不自然としか思えない「だんまり」を決めています。
一体全体、何か起きているのでしょうか?
香港や台湾のみならず、欧米や遠く南米各地でも大きな話題となっています。
火中の人物は秦剛(チン・カン)外務大臣。
駐英大使や駐米大使を歴任し、昨年末に外務大臣に大抜擢されました。
それまでの前例を破り、外務次官を経ないまま大臣に就任したわけで、習近平国家主席の「肝入り人事」と言われたものです。
とはいえ、その激しい対米批判の発言は「戦狼外交官」と評判となり、中国外交の新たなスターの誕生と喝采を浴びました。
そんな昇り龍のようなイケメン外交官が去る6月25日にスリランカの外相と会談したのを最後に、ぷっつりと姿を消してしまったのです。
その間、インドネシアで開催されたASEAN外相会議も欠席し、北京を訪れたブリンケン国務長官やイエレン財務長官、そして直近のケリー気候変動担当大臣との会合にも姿を見せないままです。
これは前代未聞のこと。
かつて毛沢東主席が姿をくらませたことがありましたが、それでも2週間だけでした。
当初、外務省は「体調不良のため、インドネシア訪問はキャンセルとなった」と説明したため、「コロナに感染したのか」と疑われたものです。
しかし、その後の外務省の奥歯に物が挟まったような説明には、「何か不測の事態が進行しているに違いない」と憶測が深まっています。
そんな中、現時点で最もウワサが集中しているのは「香港フェニックスTVの看板インタビューアーとの不倫」疑惑に他なりません。
彼女の名前は傳暁田(フー・シャオティエン)。
「風雲対話」と銘打った、世界のトップとのインタビュー番組のホスト役で、超人気を博していますが、巷では「彼女はダブルスパイだった」との指摘も出始めています。
ところが、そんな彼女も突然、音信不通になってしまったのです。
そのため、ますます疑心暗鬼を生んでしまいました。
米中関係の起動修正が求められている最中に、対米交渉の責任者である秦外務大臣が行方不明となって間もなく1か月。
真夏の怪奇談としか言いようがありません。
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