台湾有事か朝鮮半島有事か?それとも同時勃発か?
ウクライナ戦争は終わりが見えません。
ロシアのプーチン大統領は「アメリカ主導のNATOが戦争を仕掛けてきた」と訴え、「防衛のための戦争だ」と主張。
ウクライナのゼレンスキー大統領もアメリカのバイデン大統領も「ロシアの違法な戦争は容認できない」と、徹底抗戦をアピール。
これでは戦争はエスカレートし、長期化もあり得るでしょう。
ワシントンを訪問した韓国のユン大統領はアメリカの要請を受け、韓国製の武器弾薬をドイツ経由でウクライナへ提供することを決めた模様。
これに反発したロシアは北朝鮮に対する軍事支援を強化し、韓国への核ミサイル攻撃の可能性を示唆しています。
日本では「ウクライナ戦争が台湾有事をもたらすのではないか」といった懸念が生じていますが、朝鮮半島有事も念頭に置いておく必要があります。
最悪、台湾と朝鮮半島で同時に戦争が勃発することも否定できません。
いずれにせよ、アメリカはロシア、中国、北朝鮮を「増大する脅威」と認定し、日本や韓国に対して安全保障上の備え、即ち、抑止力を強化するよう求めているわけです。
アジア版NATOの形成に他なりません。
実際、NATOの東京事務所の設立も決まりました。
何やらきな臭い限りです。
とはいえ、アメリカやイギリスの軍需産業にとっては、「願ってもないビジネスチャンス」に違いありません。
ウクライナ戦争の勃発以降、欧米の兵器メーカーの株価は軒並み急上昇を続けています。
これで、新たに台湾や朝鮮半島で戦争が起これば、彼らにとっては益々「美味しい話」が転がり込んでくるわけです。
5月19日から広島ではG7サミットが開催されます。
ウクライナのゼレンスキー大統領もオンラインで参加する予定で、ウクライナ問題が主要議題となるはず。
しかし、日本をはじめG7諸国はロシアの主張には聞く耳を持っていません。
中国や北朝鮮に対しても、同様です。
平和国家を標ぼうし、核のない世界を目指す日本であれば、考えの違う国々とも率直に向き合い、多様性を認め合う中で、妥協点を見出す知恵と努力が欠かせないと思います。
明日、5月13日夜8時のニコニコチャンネル「浜田かずゆき 世界の真実、最前線」では、「朝鮮半島の未来を決めるのは誰?」と題して、日本を取り巻く情勢分析をお送りします。
生放送中は質問やコメントも受け付けますので、是非、お楽しみ下さい。
第32回「世界の真実最前線」
2023年5月13日(土)20時より生配信!
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