北朝鮮にSOSを発したプーチン大統領とウクライナの闇市場
膠着状態が続き、先が見通せないウクライナ戦争です。
欧米諸国からの武器支援や日本などからの資金援助を受け、ウクライナのゼレンスキー大統領はロシアに対する強硬姿勢を崩そうとはしません。
第3国による停戦と和平交渉を提案する動きもありますが、ウクライナ側は「ロシア軍の撤退」という条件を突き付けているため、具体的な交渉は緒についていません。
対するロシアですが、当初の思惑が外れ、戦争が長期化するにしたがい、自前の武器弾薬はおろか、兵士の数も不足し始めているようです。
先般、中国の習近平国家主席がモスクワを訪問し、プーチン大統領との首脳会談に臨みました。
ロシアから支援の要請があったようですが、欧米諸国との関係を重視する習近平氏は慎重な対応に終始したようです。
そこで、苦肉の策でしょうか、プーチン大統領は北朝鮮へのアプローチを強めています。
ロシアの報道によれば、北朝鮮の部隊がウクライナで戦うロシアの特殊部隊に合流する準備が進んでいるとのこと。
少なくとも5万人の北朝鮮の兵士がウクライナ戦争に参戦する可能性が急浮上している模様です。
現在、モスクワとピョンヤンの間で詰めの協議が行われていることは間違いありません。
その協議に中国も加わっているとも言われています。
ロシア発の情報によれば、北朝鮮は50万人程度の兵士をウクライナに派遣する用意があるとのこと。
というのも、3月18日の「労働新聞」は、北朝鮮が対米戦争を想定し、ウクライナで戦うロシア軍を支援する目的で志願兵を募集したところ、何と80万人を超える応募があったと伝えています。
その大半は金日成大学をはじめとする北朝鮮各地の大学生のようです。
多分にプロパガンダの色合いが濃いとは思われますが、このところロシアと北朝鮮の関係が急速に強まっていることは否定のしようがありません。
相変わらず食糧危機に見舞われている北朝鮮ですが、義勇兵を送ることでロシアからの食糧支援を期待しているわけです。
新たなミサイル発射実験を繰り返す北朝鮮ですが、必要な資金はサイバー攻撃部隊を通じて世界各国から収奪しています。
また、最先端のミサイルや核関連の技術はウクライナの闇市場で入手しているとの指摘も絶えません。
要は、欧米がウクライナに提供してきた軍事物資が闇市場を通じて北朝鮮に流れているという「不都合な真実」があるわけです。
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