ようやく再選キャンペーンを始めたバイデン大統領 | 浜田和幸オフィシャルブログ Powered by Ameba

ようやく再選キャンペーンを始めたバイデン大統領

日本では衆議院解散のウワサが広がっているため、昨日も岸田首相はその火消しに追われていました。


公明党の山口代表からも念を押され、「今は統一地方選に全力で取り組む」と応じています。
 

とはいえ、岸前防衛大臣の長男、信千世氏(31歳)が3月27日、永田町のキャピタルホテル東急で政治資金パーティーを開催したところ、安倍派の塩谷元文科大臣、麻生副総裁、松野官房長官、加藤厚労大臣、西村環境大臣など現職大臣をはじめ500人近くの支持者がお祝いに駆け付けました。
 

彼は衆議院山口2区の補選に出馬する意向ですが、地元ではなく、東京で豪華な資金集めのパーティーを開催したため、「これは解散も近そうだ」と、永田町ではウワサトンビが飛び回っているわけです。
 

当の岸信千世氏は「伯父(安倍晋三)と父の背中を見て育った。それを生かしたい」と挨拶。
 

ただ、「どう生かすか」については、明確なビジョンは語りませんでした。
 

一方、アメリカでは2024年の大統領選挙に向け、対抗馬のトランプ前大統領が早々に動き出しています。
 

この週末も、大規模集会を開催し、「俺がホワイトハウスにカムバックすれば、その日のうちに、ウクライナ戦争を終わらせる」と、相変わらずのトランプ砲を炸裂させていました。
 

肝心のバイデン大統領は昨年末から「おとなしの構え」でしたが、3月28日、ようやく本格的な再選キャンペーンを始めたようです。
 

その目玉政策は「アメリカ投資計画」というもの。
 

 

実は、トランプ前大統領はアメリカの国有地を生かした「フリーダム・シティ」構想をぶち上げています。
 

それに対抗するかのように、バイデン大統領は全米20か所を回り、クリーンエネルギーや電気自動車などハイテク、特に半導体メーカーへの財政支援を強化すると訴える方針で、
総額は4350億ドルとのこと。

 

 

現職の強みを生かした選挙キャンペーンに他なりません。
 

対するトランプ氏の「フリーダム・シティ構想」ですが、具体的な金額は不明のまま。
 

「これはまずい」と思ったのか、トランプ陣営では、バイデン大統領の投資計画は「アメリカ破産計画」だと批判を始めました。
 

トランプ氏曰く「ウクライナへの財政支援でアメリカの国庫は空っぽだ。先ずはウクライナ戦争を終わらせ、アメリカ国内経済の立て直しが急務のはず」。
 

実は、トランプ氏の対抗馬と目されるフロリダ州のデサンティス知事も全く同じことを言い始めています。
 

要は、アメリカにはウクライナ戦争を支える資金が枯渇しているというわけです。
 

このままでは人の好い岸田首相がアメリカの肩代わりをせざるを得なくなるでしょう。
 

 

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