ロボット掃除機ルンバはスパイ機能付き!
大晦日です。
この1年間にたまったゴミの大掃除に励んだ方も多かったのではないでしょうか。
とはいえ、最近ではロボット掃除機のアイロボット「ルンバ」を利用している人も増えているようです。
ゴミのありかを自動で調べてくれ、人手が不要のため、急速に人気が出ています。
ところが、アメリカの「MIT技術レビュー」誌が調べたところ、衝撃の事実が明らかになり、アメリカでは大反響を呼ぶことになりました。
というのは、このアマゾンの人気商品ですが、アイロボットには秘密のカメラが内蔵されており、利用者の家庭内の配置情報や家族のプライベートな写真が本人の知らない間に流出している事実が確認されたからです。
この論文を執筆したアイリーン・クオさんによれば、「ルンバ」がこっそり撮影した画像が本人の了解なしにフェースブックなどのSNSに投稿されていたとのこと。
アイロボット「ルンバJ7」が撮影した画像はスタートアップ企業「スケールAI」に転送され、クラウド上に保管されていることが判明。
確認されただけで、200万以上の画像が「スケールAI」に転送されていたようですが、これらは氷山の一角に過ぎない模様です。
実は、この「ルンバ」に限らず、家電製品の中には密かにスパイ装置が組み込まれているものが発見されており、恐らく数千万件近くの画像が流出していると推察されています。
要は、「ルンバ」は利用者のプライベートな画像、例えば、トイレ内やシャワーを浴びて出てきたシーンなどを外部に送り続けているというのです。
「盗み見ルンバ」と呼ばれる所以でしょう。
このような不名誉な指摘を受け、アマゾンでは「MIT技術レビュー」誌に対して釈明と改善の方針を明らかにしました。
アマゾンでは社長自らが「真相を究明し、このような漏洩をもたらした関連企業との契約を中止し、問題の再発を防ぎたい」とのこと。
とはいえ、ことはアマゾンの「ルンバ」に限ったことではなさそうです。
我々の身の回りには便利なIT機器が溢れています。
「IOT」の時代と言われるように、あらゆるモノがインターネットに接続しているわけで、テレビ、パソコン、帯電話など身近な装置から、本人が意識していない間に、様々な情報が抜き取られている可能性があります。
我々の行動や思考回路は常に監視されていると思った方が安全でしょう。
アメリカで仕事をしていた30年前、ペンタゴンの幹部から「大事な話は室内では危ないので外で」と言われたことが思い出されます。
皆さん、新年は十分ご用心され、健やかな時をお過ごし下さい。
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