ロシアのメドベージェフ元首相の大胆な2023年予測
2022年も残すところ、あと3日です。
世界のあちこちから「2023年の予測」が届いています。
ウクライナ戦争は長期化し、変異種の登場がもたらすコロナ禍と相まって、経済の回復は厳しい、といった見方が多いようです。
しかし、最も衝撃的な近未来予測はロシアのメドベージェフ元首相から発せられました。
今週、北京を訪問し、習近平国家主席と対面の会談を終えたばかりです。
習近平氏とは中ロ間の一層の関係拡大と強化で合意したことを誇らしげに宣言。
国際的に孤立するロシアにとっては中国とのパートナーシップは大きな支えと思われます。
プーチン大統領は健康不安説がくすぶり続け、来年には交替がウワサされる状況です。
何人もの後継候補の名前が飛び交っていますが、メドベージェフ氏もその一人に他なりません。
何しろ、プーチン氏とは大統領職と首相職を交互に務めたほどの「親プーチン派」です。
そんなメドベージェフ氏が「2023年はこうなる」と大胆な予測を明らかにしました。
日本では全く話題になっていませんが、その予言には驚かされます。
予言その1「ドイツとフランスが戦争に突入する」。
予言その2「英国はEU に再加盟するが、結果的にEUは崩壊する」。
予言その3「アメリカでは内戦が勃発する」。
予言その4「アメリカは混乱を極めるが、イーロン・マスク氏が救世主となり、次期アメリカの大統領に選ばれる」。
いずれも、にわかには信じ難い近未来予測ですが、プーチン大統領の後釜を虎視眈々と狙っているメドベージェフ氏らしいものです。
年末恒例の長時間記者会見や国民からの声に直接応えるイベントを相次いでキャンセルしたのがプーチン大統領。
得意のアイスホッケーの試合もドタキャンしてしまいました。
ウクライナ問題が影響していることは否定のしようがありません。
この点については、メドベージェフ氏は直接的な言及はしていませんが、間接的にイーロン・マスク氏の和平案を評価すると発言。
マスク氏は2014年のクリミア併合を認めた上で、2022年2月以降にロシアが併合したウクライナ東部は中立化するという案です。
ロシアにとっては好都合であり、マスク氏を持ち上げる理由もそこにあります。
ウクライナがそうした和平案を受け入れる可能性はなさそうですが、メドベージェフ氏はプーチン氏への忠誠を明らかにすることで、自らが大統領にカムバックするきっかけにしようとしているに違いありません。
波乱万丈の2023年の幕開けになりそうです。
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