イーロン・マスクはジョン・マカフィーの二の舞を演じるのか
事あるごとに世間を騒がすのがイーロン・マスクの得意技です。
日本のアニメや絵文字のファンとしてもよく知られています。
しかし、彼の真骨頂は常識に囚われない「アスペルガー的ビジネス展開」と言えるもの。
電気自動車「テスラ」や宇宙ロケット「スペースX」は有名ブランド化しています。
中国において世界最大の電気自動車生産工場を稼働させたかと思えば、ロシアに軍事侵攻されたウクライナを支援するため通信衛星による情報提供を実施し、ウクライナ軍がロシア軍を追い返す手段を提供しているわけです。
そして今や世界1の大富豪の座(資産2000億ドル)を手に入れました。
そんな稀代の天才ビジネスマンが力を入れている新分野が「ニューラリンク」に他なりません。
これは人の脳にコンピュータと連動するチップを埋め込み、人間の情報処理や判断能力を飛躍的に伸ばそうとするもの。
これまではブタやサルで実験を繰り返していましたが、2023年にはいよいよ人への導入試験を始めると言います。
果たして、人間とコンピュータの合体はどのような未来をもたらすことになるのでしょうか。
最近ではツイッターの買収で物議を醸したマスクです。
彼によれば、ツイッターの旧経営陣は政府の介入を受け入れ、「バイデン大統領の息子ハンターが関与していたウクライナでの非合法ビジネスが明るみに出ないように隠ぺい工作に関わった」とのこと。
もし、このことが明るみになっていれば、「バイデンは先の大統領選挙ではトランプに敗れていたはずだ」と、踏み込んだ発言も行っています。
とはいえ、マスクといえども自分の身は守りたいようです。
曰く「俺は自殺なんて考えていないからな。もし、遺体が見つかり、自殺の可能性が高い、といった報道がされたとしても、それは隠ぺい工作だと思って欲しい」。
どうやら、昨年、スペインの刑務所で「首つり自殺」したと言われたサイバーセキュリティの専門家で「仮想通貨の伝道師」とまで呼ばれたジョン・マカフィーのことを意識しているのかも知れません。
一世を風靡し、アメリカ大統領選への出馬も取りざたされていた大富豪マカフィーの運命と自らの行く末を重ねているフシの見えるマスクです。
無敵に見えるマスクですが、想定外の落とし穴に見舞われる可能性は否定できません。
恐らく、そのことを本人が一番分かっているのでしょう。
桑原桑原!
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