トランプ前大統領は15日に何を吠えるのか?
トランプ前大統領は相変わらず「ジコチュー・オーラ」をまき散らしています。
この度の中間選挙では上院での民主党の天下を許し、下院でも共和党が過半数を取れるか微妙な情勢になっており、上下両院を「赤い波」で飲みつくすと吠えまくっていた前大統領は「憤懣やるかたない」ようです。
そのせいか、あたりかまわず「怒りのミサイル」を連発しています。
最初の標的になったのは「フロリダのトランプ」と異名を取るデサンティス州知事でした。
今回の中間選挙では圧倒的な得票をもって知事に再選されており、共和党の次世代のホープと期待が高まっています。
面白くないのは、今ではフロリダ州に住まいを構えるトランプ氏です。
曰く「あいつは大した玉じゃない。最初に立候補した時、俺のところにお金の無心に来たものだ。地盤も金もない奴だったが、俺が助けてやったのでうまく行っただけのこと」。
巷では「2024年の大統領選の最有力候補」とまで持ち上げられている44歳のデサンティス氏です。
トランプ氏は「俺の僕(しもべ)のような男に任すわけにはいかない。アメリカを立て直せるのは俺しかいない」と、一方的にこけ下ろしています。
次の標的になったのはバージニア州のグレン・ヤンキン知事、56歳です。
今回は再選期ではないため、選挙には出馬していませんが、2024年の大統領選では有力候補として名前が出ています。
そのヤンキン州知事について、トランプ氏は「あいつの名前は中国風だな。あいつが2021年の知事選に出た時、俺がMAGAを動員して選挙を勝たせたんだ。俺がいなければ、今のあいつはどこかの馬の骨と変わらない」と、好き勝手な見下し発言を繰り出すばかり。
とにかく「中国人のような名前」ということを理由に、かつて推薦し、応援した州知事の人格を」否定するのです。
同じ共和党としての仲間意識は微塵も感じられません。
一事が万事。
トランプ氏はナルシストの極みです。
自分より注目を集めるような存在に我慢がならないのでしょう。
そんなジコチュー氏が11月15日にはフロリダで重大な発表を行うそうです。
恐らく、2024年の大統領選への正式な出馬表明と見られます。
しかし、今回の中間選挙で「赤い津波」を引き起こせなかったことで、責任転嫁のように同じ共和党の仲間をボロクソにけなすトランプ氏に、アメリカを団結させ、再生に導くことなどできるのでしょうか?
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