窮地に追い込まれたトランプ前大統領:救えるのは娘のイバンカ?
アメリカでは11月の中間選挙を間近に控え、舌戦が過熱してきました。
中でも、トランプ前大統領の言動は異常さを増しています。
先月、フロリダ州の別荘がFBIに強制捜査を受け、国家機密文書が多数押収されました。
トランプ氏は「バイデンによる違法な捜査だ。俺の所有物を返せ」と怒りを露にしています。
しかし、押収された機密文書の中からは外国でアメリカのために活動している工作員(いわゆるスパイ)のリストも含まれていたようです。
もし、こうしたリストが敵対国に流出すれば、アメリカの国家の安全が脅かされることになります。
これだけでも、トランプ氏は監獄入りが確実でしょう。
なぜなら、ウィキリークスに情報を流したアサンジ氏や元NSAのスノーデン氏より、はるかに罪が重いからです。
バイデン大統領は最近、「トランプ氏はアメリカにとって脅威そのものだ」と、強気の発言を繰り出すようになってきました。
トランプ氏の犯罪行為の証拠を握ったと確信しているためでしょう。
「窮鼠猫を嚙む」ではありませんが、追い詰められたトランプ氏は例によって支離滅裂な言動を発信しています。
曰く「バイデンはケニア生まれだ!証拠があるので、後で明らかにしたい」。
こうした発言には、まともなトランプ支持者も嫌気が差しているに違いありません。
それまで比較的好意的だったFOXニュースなどもトランプ批判に舵を切りました。
共和党の内部からも次期大統領選を見据え、フロリダ州のデサンテス知事に鞍替えする動きも出ています。
このままでは、トランプ氏の収監もあり得るとの観測が専らです。
そこに救世主の如く、登場したのが娘のイバンカに他なりません。
密かにバイデン政権の中枢にアクセスし、今後の政治活動を放棄することと引き換えに逮捕、収監を免れるような特別な計らいを求めているとのこと。
経済活動は保証されるので、監獄行きを回避できれば、トランプ一家にとっては御の字というわけです。
果たして、イバンカの交渉は実を結ぶでしょうか。
それとも、トランプ氏の呼びかけで、全米のトランプ教の信者たちが一斉蜂起し、ホワイトハウスからバイデン大統領を追い出すような事態に発展するのでしょうか?
分裂、分断国家アメリカを象徴しています。
このような状況をほくそ笑んで眺めているのが中国の習近平国家主席です。
9月4日(日)夜8時の「浜田かずゆき 世界の真実、最前線」(ニコニコチャンネル)では、こうしたアメリカの混乱ぶりと、そこに食い込む中国の戦略を取り上げます。
是非、ご覧下さい。
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世界の真実、最前線
【次回生放送】2022年9月4日(日)20時
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