【8月第二週】今週のビックリニュース第１弾“コロナ勝利宣言をせざるを得ない北朝鮮”

台湾有事の可能性が大きく報道される中、このところ影の薄くなっていたのが北朝鮮です。

ところが、金正恩委員長がコロナ勝利宣言を華々しく打ち上げました。

しかも、妹の金与正が意外な情報を暴露したのです。

曰く「兄はコロナの感染が広がっているさ中、高熱に見舞われました。深刻な状態に陥ったのですが、人民がコロナと戦っていることを思い、少しも横になることなどせず、感染症に打ち勝ったのです」。

北朝鮮の報道によれば、本年４月末の時点で４８０万人が感染し、死者は７４人だったとのこと。

これは致死率が０．００２％ということで、全世界で最も低い数字です。

もちろん、このデータを信じる専門家はほとんどいません。

北朝鮮当局は「７月２９日以降、新たな感染者はゼロ」と国内の感染対策の効果のほどを宣伝しています。

その上、金与正は「北朝鮮でコロナが広がったのは、韓国の仕業だ」と断定しました。

彼女曰く「韓国は風船爆弾にコロナ菌を仕込み、わが国に混乱をもたらそうとした。二度と同じようなことを試みれば、強硬な手段を取らざるを得ない」。

実は、検査キットも治療薬も皆無に等しい北朝鮮です。

ワクチンなどもありません。

そもそも医療設備も行き届いていないお国柄で、感染した場合には民間療法に頼るしかありません。

にもかかわらず、コロナ勝利宣言に踏み切ったのは、中国との貿易を復活させたいためです。

北朝鮮の経済はほぼ１００％近く、中国に依存しています。

しかし、コロナの影響で自らが国境を封鎖し、中国からの物資をせき止めてしまいました。

どうやら限界に達したようです。

その上、強気の金正恩委員長は何とロシアのプーチン大統領に対して、驚くような提案を繰り出しました。

何かと言えば、「ウクライナでの戦況をロシアに有利にするため、北朝鮮から精鋭部隊を１０万人派遣する用意がある」と言うのです。

コロナに打ち勝ったことを追い風に、中国とも貿易を再開し、更にはロシアにも部隊を派兵してウクライナ戦争を勝利に導くという提案に他なりません。

どこまで実現するかは不明ですが、自らの存在感を内外に向けてアピールする意気込みは半端ないものがあります。

油断大敵です。

************************

世界の真実、最前線

https://nicochannel.jp/hamadakazuyuki

************************
金曜日（月４回）・好評配信中！
浜田和幸メールマガジン

【まぐまぐ】「ぶっちゃけ話はここだけで」
http://www.mag2.com/m/0001672202.html

【Foomii】「世界最新トレンドとビジネスチャンス」
http://foomii.com/00096

************************