【8月第一週】今週のビックリニュース第3弾“台湾訪問のペロシ議長を罵るトランプ”
アメリカのペロシ下院議長の台湾訪問が波紋を呼んでいます。
彼女はシンガポール、マレーシアに次いで台湾を電撃訪問し、その後、韓国、日本に立ち寄り、帰国の途につきました。
海外訪問中は米軍機に搭乗し、ジェット戦闘機が警護に当たったようです。
横田基地を始め、訪問先で利用したのは全て米軍基地でした。
日本では民主主義を唱える台湾に対するアメリカの関与と支援を象徴する訪問として前向きな報道が多く見られたものです。
とはいえ、トランプ前大統領は「ペロシの台湾訪問は中国に軍事介入する大義名分を与えただけで、アメリカの国益にも台湾の利益にもならない。ペロシは気が狂っている」と、ペロシ議長の台湾訪問中、3度も口汚く罵りました。
決めぜりふは「ペロシは中国の夢に飲み込まれている」というもの。
なぜ、そこまで罵詈雑言を繰り出したのでしょうか。
もちろん、台湾でも「ペロシ帰れ」のデモがあり、韓国ではユン大統領は「夏休み中」との理由でペロシ議長との面談を断り、電話での短い話し合いでお茶を濁しました。
各国、それぞれの思惑があったことは間違いありません。
しかし、最も分かりやすい説明はトランプ前大統領によってなされました。
実は、大統領時代に中国を「戦略的な競争相手」と位置づけ、中国との貿易戦争の口火を切ったのも彼でした。
ご記憶でしょうが、新型コロナウイルスが発生した際には、「武漢ウイルス」とか「中国ウイルス」と命名し、ついには「このウイルスは世界を破壊するために中国がばら撒いたものだ」と語気を荒らげていたものです。
そんな中国と対峙する台湾を擁護するとして訪問したペロシ議長を批判するのはなぜでしょうか。
この点を日本のメディアは全く報道しようとしません。
トランプ氏によれば、「ペロシ女史は中国から莫大な資金の提供を受けている。ヒラリー・クリントンもバイデンも同じだ。今回、台湾を鳴り物入りで訪問することで、中国に台湾攻撃の口実を与えてしまった。これは中国とすり合わせた出来レースに過ぎない」とのこと。
要は、中国は台湾を統一する準備を進めており、ペロシ議長もヒラリー・クリントンの選対責任者だったサリバン補佐官もそのことは先刻承知の話、というわけです。
更に、トランプ氏曰く「ペロシ女史は台湾で半導体最大手のTSMCの会長と会っている。彼女の夫はアメリカ議会が成立させた半導体関連法案の内部情報を事前に知り、その内部情報を基に大儲けを企んでいることは明らかだ」。
もし、このトランプ発言が事実に基づいていれば、中国は彼が大統領に復活する前に台湾統一を成し遂げたいと思っても不思議ではありません。
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