地球上から失われつつある貴重な資源:それは”砂“! | 浜田和幸オフィシャルブログ Powered by Ameba

地球上から失われつつある貴重な資源:それは”砂“!

本日は「ベトナムの父」と呼ばれるホー・チ・ミン初代大統領の誕生日です。


彼が生まれたのは1890年のことでした。
 

ベトナム戦争では圧倒的な軍事力を誇るアメリカ軍を追い返し、「ベトコン」の名前を世界に轟かせたものです。
 

そんなベトナムと日本には様々な共通点があります。
 

かつては中国文化の影響を受け、漢字を使っていたベトナムです。
 

今でも各地のお寺や遺跡には漢字で書かれた看板などを見つけることができます。
 

 

また、南北に長く伸びる海岸線のあちこちからは温泉が湧き出ているではありませんか。
 

ただ、日本のような温泉文化はありません。
 

そのため、最近では日本から温泉開発の技術を導入したいとの声も聞かれるようになってきました。
 

一方、共通の課題も抱えています。
 

それが「砂の減少」問題です。
 

 

実は、ガラスやコンクリートの生産に欠かせない材料の筆頭株は砂に他なりません。


人口増加と都市化の影響で、あちこちに建設ラッシュが見られるのがベトナムです。
 

人口は間もなく1億人を突破し、日本に追いつく勢いで、しかも平均年齢が26歳という成長盛りときています。
 

そのため、砂の需要が爆発的に増えているようです。
 

これはベトナムだけの現象ではありません。
 

日本を始め、世界各地で砂の採掘が進み、所によっては「砂の争奪戦」が発生しています。
 

地球上の資源で最も必要とされているのは「水」ですが、その次に奪い合いの対象になっているのが「砂」なのです。
 

このままでは地球上から砂がなくなる恐れも出てきました。
 

国連環境計画(UNEP)では「砂資源は有限であり、賢く使わなければ、砂は姿を消してしまう。そうなれば砂地に生息する植物や動物も絶滅の危機に瀕する」と警告を発しています。
 

「砂を噛むような味気無さ」という表現はありますが、砂は人類にとっても動植物にとってもなくてはならない「味わい深い資源」なのです。
 

今、長い海岸線を持つ日本とベトナムの間では、砂の保護と有効活用に向けての調査と研究が始まりました。
 

当たり前過ぎて、その価値を忘れがちな「砂」という「自然の恵み」を改めて噛みしめたいものです。
 

 

 

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