ビッグマックが３万円に値上がり！ロシアでの話

ウクライナに軍事侵攻したロシアに対する国際社会からの制裁が加速しています。

中でも注目を集めているのがアメリカのファーストフードの代名詞ともいえる「マクドナルド」です。

これまでロシア全土に８５０店舗を展開してきました。

ロシア人に大人気でしたが、この度、無期限でサービスの中止を発表したのです。

コカコーラやスターバックスも右に倣えを決めました。

そのため、ロシアのマックファンはパニック状態に陥っています。

そんな中、何とオンラインのオークション・サイトでは「冷凍のダブルビッグマック」の販売で話題沸騰中！。

これは駆け込みで買い漁ったロシア人が一儲けを狙ってのことのようです。

しかし、その値段にはビックリさせられました。

何と「ビッグマックが３万円」というのですから。

冷凍状態なので「３か月は大丈夫」との触れ込みですが、本当でしょうか？

実は、冷戦が終結し、最初にモスクワにオープンした西側のお店がマクドナルドでした。

１９９０年のこと。

現在では６万２０００人のロシア人従業員を抱えています。

ケンピンスキー社長曰く「正しい決断をしたと思う。いつ再開できるかは不明だが、休業中のスタッフにはきちんと補償をするつもりだ」。

日本円で５億円を超える資金を従業員のために確保しているとのこと。

実は、国際政治の世界では「マックの法則」がよく議論されてきました。

何かといえば、「マックの進出している国同士では戦争は起きない」という経験則のことです。

今回のロシアの軍事侵攻で、この法則が破られてしまいました。

そのため、マクドナルドのケンピンスキー社長とすれば、ロシア国内の店舗を全て休業することで、この法則を守ろうとしたのかも知れません。

とはいえ、ロシア政府からは「不健康なファーストフードがなくなれば、ロシア人の健康が回復する」との意外なコメントも出ています。

果たして、「マックの法則」は今後も効力を発揮し続けるのでしょうか？

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