台湾有事を煽るトランプ前大統領の狙い | 浜田和幸オフィシャルブログ Powered by Ameba

台湾有事を煽るトランプ前大統領の狙い

本日、アメリカではバイデン大統領が一般教書演説を行いました。


通常は1月に行われることが多いのですが、今回は異例のことです。
 

いずれにせよ、冒頭からウクライナ情勢を取り上げ、プーチン大統領による軍事侵攻に対する批判に大半の時間を割いた模様です。
 

 

その間、トランプ前大統領もフロリダ州の別荘から全米に向けてのインタビュー放送を繰り出しました。
 

こちらは、相変わらず「歯に衣着せぬ物言い」です。
 

曰く「自分が大統領だったなら、ロシアのウクライナへの軍事侵攻はあり得なかったはずだ」。
 

その理由を問われると、「ロシアがもしそんな暴挙に出れば、俺の命令でモスクワにミサイルが撃ち込まれ、赤の広場も大統領府も木っ端微塵になるからだ。プーチンもそのことが分かっているから、俺を怒らせるようなことをするはずがない」と自信満々の回答でした。
 

その上で、「居眠りバイデンのせいで、こんな状態に陥ってしまった。下手をすれば、第3次世界大戦にもなる」と危機感を煽りました。
 

更には「中国が黙っているはずはない。間違いなく台湾を取りに来る」とまで断言。
 

 

「それもこれも弱腰バイデンが原因だ」というトランプ流の見立てに他なりません。
 

トランプ氏に言わせると、「中国による台湾侵攻はいつ始まってもおかしくない。今日かも、明日かも知れない。イギリスのジョンソン首相も同じ危機感を抱いているぜ」。
 

トランプ氏によれば、「ジョンソンは日本の岸田首相やオーストラリアのモリソン首相とも話したそうだ。ウクライナ危機はアジアにも飛び火することは間違いない」とのこと。
 

日本ではウクライナ危機は遠い国の話と受け止めている向きが多いようです。
 

しかし、アメリカもイギリスも「第3次世界大戦への導火線」と危機感を強めています。
 

もちろん、その背景には「戦争ほど儲かるビジネスはない」と虎視眈々とスタンバイしている欧米の軍需産業の存在があることは論を待ちません。
 

果たして、開戦から1週間。
 

今後の展開が大いに気がかりです。
 

そこで3月3日(木)夜8時からニコニコチャンネルプラスの『浜田かずゆき 世界の真実、最前線』にて、最新情報を織り交ぜながら、ウクライナ情勢を紐解きたいと思います。
 

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【次回放送】2022年3月3日(木)20時~

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